常時監視用サーモグラフィとは、対象設備の表面温度を24時間連続測定し、設定閾値を超過した際に異常発熱を自動通知する非接触監視システムである。
コストを抑えて1台からスモールスタートで常時監視を構築したい場合、IP67防塵防水の超小型カメラ単体の導入が適している。

常時監視用サーモグラフィカメラ HM-TD3028Tシリーズ
設置型常時監視用サーモグラフィキューブカメラ HM-TD3028T-2/Q(B) : -20℃~550℃|視野角: 290°×64.2°
設置型常時監視用サーモグラフィキューブカメラ HM-TD3028T-3/Q(B): -20℃~550℃|視野角: 50°×37.2°
約11cm×6cmの小型筐体により、電気キャビネット内や狭小スペースへの設置が容易である。
PoE(Power over Ethernet)給電に対応し、LANケーブル1本でネットワーク経由でのデータ出力と給電が完結する。
付属のPC用クライアントソフトウェアを使用することで、ネットワーク上の複数台のカメラ映像や温度データを集中管理可能。設定した温度(閾値)を超えた場合は、メール通知やカメラ本体のリレー出力を通じて異常を知らせる。
| 項目 | カメラ単体導入の主な仕様(例:HM-TD3028T) |
| 熱画像解像度 / 精度 | 256×192画素 / 最大±2℃、±2% |
| NETD(温度分解能) | < 40 mK (@ 25 ℃, F#=1.0) |
| アラーム出力 | ネットワーク通知、I/Oポート(リレー出力) |
| 必須環境 | LANネットワーク環境、監視用PC(ソフトウェア動作) |
| メリット | 初期投資が少なく、1台から低コストで導入可能 |
費用対効果(ROI)と導入手順
事後保全から予知保全への移行による、具体的なコスト削減効果と投資回収の根拠を提示する。
サーモグラフィの常時監視システム導入にかかる初期費用は、「削減される人件費」と「回避できる損失額」によって短期回収が可能である。
導入によるROI(投資対効果)の算出根拠
巡回点検の工数削減
1日2時間の巡回点検(ハンドヘルド型での測定)を実施している場合、年間約500時間の工数が発生する。常時監視の自動化により、これに要する人件費をゼロに削減できる。
突発的なダウンタイム損失の回避
異常発熱に起因する突発的なライン停止や火災が発生した場合、数百万〜数千万円規模の機会損失と復旧費用が生じる。閾値アラームによる早期発見は、この甚大なリスクを回避する強力な保険として機能する。
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よくある質問(FAQ)
常時監視用サーモグラフィおよびシステム構築に関する、技術者からの頻出の質問に回答する。
- ネットワーク(LAN)環境がない現場でも監視・警報の仕組みは構築できますか?
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はい、可能です。「RADS盤」などのパッケージ製品を導入いただくか、カメラ本体のリレー出力を利用して直接パトライト(警告灯)等に結線することで、PCやネットワーク環境がなくても異常発報のシステムを構築できます。
- 粉塵の多い過酷な工場内でもカメラは故障しませんか?
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産業用の常時監視カメラ(例:HM-TD3028T)は「IP67」の防塵・防水規格をクリアしており、粉塵の舞う環境や水しぶきがかかる過酷な環境下でも安定して動作します。
- 測定対象との距離はどの程度まで離すことができますか?
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カメラのレンズ(視野角)と測定対象物のサイズに依存します。
例えば、広角レンズ搭載機の場合、0.5m角の対象物であれば約17m〜30m離れた位置からでも正確な温度異常を検知可能です。
導入前に設置環境に応じた視野角(FOV)のシミュレーションをご案内します。 - 購入前に現場でテストするためのデモ機貸出は可能ですか?
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はい、ureruzo.com(佐藤商事)では法人様向けに実機(デモ機)の貸出や、導入前の要件定義・お見積りを承っております。
お気軽にお問い合わせ窓口よりご相談ください。






