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  3. 赤外線サーモグラフィ(サーモカメラ)の選定・比較ガイド|設備診断・建築・電気点検

赤外線サーモグラフィ(サーモカメラ)の選定・比較ガイド|設備診断・建築・電気点検

設備の安定稼働と予防保全に。見えない異常を「熱」で可視化。

保全・検査のプロフェッショナルの現場で求められる、高い信頼性と操作性を兼ね備えた設備診断用 赤外線サーモグラフィ(サーモカメラ)を厳選してご紹介しています。
電気設備の異常発熱、機械・配管の熱診断、建物の断熱・漏水調査など、用途に合わせた最適な1台を見つけるお手伝いをします。まずは、特長別・用途別の製品一覧をご覧ください。

赤外線サーモグラフィの価格差の正体を解き明かす

「何が見えるか」で差がつく

特徴プロ仕様(高解像度)エントリーモデル
赤外線解像度320×240以上(微細な異常を特定)80×60前後(熱の塊はわかる)
温度分解能(NETD)0.05℃以下(わずかな温度差を可視化)0.15℃以上(大きな熱変化のみ)
計測距離遠隔(高所や危険箇所)でも正確近距離のみ
レポート機能解析ソフトで詳細なエビデンス作成画像保存のみ

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最新の赤外線サーモグラフィをストアで見る(ureruzo.com)

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【プロが厳選】設備診断・非破壊検査に最適な赤外線サーモグラフィ製品一覧

赤外線サーモグラフィは、設備表面の赤外線放射を捉えて温度分布を画像として可視化し、異常発熱・断熱不良・熱損失・接触不良などを非接触で把握するための設備診断技術です。

「電気設備用」、「建築診断用」、「簡易点検用」、「高所・遠距離用」、「低予算向け」、「広範囲ドローン搭載機種」を紹介

【電気設備・ビルメン全般】
圧倒的コスパの標準機

電気設備・ビルメン全般赤外線サーモグラフィ
 モデル名:B20S
製品詳細・見積はこちら 
  • 温度範囲: -20~550℃ / Wi-Fi対応
  • 25万画素(256×192)の高解像度
  • 配電盤の端子やモーターの発熱もしっかり捉えられます。

【建築診断・持ち運び重視】スマホサイズで高性能:ポケット型

赤外線サーモグラフィ建築診断・持ち運び重視
 モデル名:HIKMICRO Pocket2
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  • 温度範囲:-20℃~400℃
  • 25万画素(256×192)の高解像度
  • 3.5インチのタッチスクリーンは操作性が良く、現場で直感的に温度異常を特定

【簡易点検・DIY】スマホがサーモグラフィに変身!:スマホ装着型

スマホがサーモグラフィに変身!
 モデル名:HIKMICRO Mini2 V2
製品詳細・見積もりはこちら
  • 温度範囲:-20℃~400℃
  • iOS/Android対応
  • 配管の水漏れ確認や床暖房の位置確認など、手軽かつ鮮明に見たい方におすすめです。

【高所・遠距離】プロ仕様のハイスペック・ハイエンド機:超高解像度 / 長距離測定タイプ

赤外線サーモグラフィプロ仕様のハイスペック・ハイエンド機:超高解像度 / 長距離測定タイプ
 モデル名:HIKMICRO G61
製品詳細・見積もりはこちら
  • 高解像度(640×480以上)
  • 望遠レンズを搭載
  • 遠くにある小さな異常発熱も見逃しません。

【低予算導入】とにかく安く導入したい方向け【簡易・DIY向け】

赤外線サーモグラフィHIKMICRO Eco
 モデル名:HIKMICRO Eco
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  • 温度範囲:-20℃~550℃
  • 96×96
  •  初期導入、食品温度管理、簡単な機械チェック

【広範囲・インフラ点検】ドローン搭載型サーモグラフィ

ドローン搭載型サーモグラフィ
 モデル名:DJI Matrice 4T 
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  • 温度範囲:-20℃~500℃
  • 640×512の高解像度熱画像
  • 人が容易に近づけない場所や広大なエリアを、足場を組まずに短時間で点検できるのが最大のメリット

【常時監視用】設置型サーモグラフィカメラ

 モデル名:HM-TD3028Tシリーズ
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  • 温度測定範囲:-20℃~550℃
  • 解像度:256×192
  • 電気キャビネット、データセンター、製造工程、配管施設などの 設備の「常時監視」に

【基盤計計測用】電子回路や電子装置の点検用

 モデル名:PK2-MACRO
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  • 温度測定範囲:-20℃~400℃
  • 最小撮像素子:100μm×100μm
  •  マクロレンズ装着で、極めて小さな電子部品などの検査を可能にします。
  • 研究開発や製品試験など、システムの機能を評価に多く採用

【消防活動用】赤外線サーモグラフィ

 モデル名:FB21/ FP21/ FT31 
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  • 温度範囲:-20℃~最大1200℃
  • 火事場においても、突入計画を素早く視覚化
  • フラッシュオーバーの発生予知、室内進入の可否判断にも
  • 真っ暗闇や煙の中でも観察可能

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赤外線サーモグラフィで異常診断

赤外線サーモグラフィは何を測っているのか

赤外線サーモグラフィは、対象物そのものの「内部温度」を直接見ているわけではありません。
測定しているのは、対象表面から放射される赤外線エネルギーです。
したがって、画面に表示された温度値を正しく解釈するには、表面状態・放射率・周囲反射を理解しておく必要があります。

赤外線サーモグラフィは、対象物の表面が放射する赤外線をセンサーで検出し、それを温度画像へ変換します。
このため、現場実務では次の点を区別することが重要です。

■ サーモグラフィで見ているもの

  • 表面温度分布
  • 温度差の偏り
  • 局所的な発熱点
  • 熱の逃げ方・伝わり方

■ サーモグラフィだけでは断定しにくいもの

  • 内部損傷の種類そのもの
  • 故障原因の最終確定
  • 材料内部の温度そのもの
  • 負荷条件を無視した良否判定

つまり、赤外線サーモグラフィは異常の兆候を広く、早く、非接触で見つける技術であり、必要に応じて電流値、振動、超音波、目視点検などと組み合わせて原因を絞り込むのが基本です。

設備診断で赤外線サーモグラフィが有効な理由

赤外線サーモグラフィの最大の強みは、停止せずに、離れた位置から、面で異常を把握できることです。点で測る接触式温度計と異なり、設備全体の温度分布を一度に確認できるため、異常の見逃し低減に役立ちます。

設備診断で赤外線サーモグラフィが重視される理由は、次の4点です。

1.非接触で測定できる
高温部、回転体、通電部、近づきにくい配管・天井設備でも、安全距離を取りながら温度確認ができます。

2.面で把握できる
一点測定では見落としやすい局所発熱も、温度分布画像なら把握しやすくなります。

3.稼働中の状態を確認できる
異常は無負荷停止時より、稼働中や負荷変動時に表れやすい場合があります。サーモグラフィはその瞬間の状態把握に向いています。

4.比較診断に向く
同型設備、左右相、上流下流、入口出口などを比較することで、絶対温度だけでは見えない異常傾向を把握できます。

サーモグラフィが特に有効な現場

  • 配電盤の異常発熱診断を見る
  • モーター・軸受の温度診断を見る
  • 断熱・熱損失診断を見る

赤外線サーモグラフィの主な設備診断用途

赤外線サーモグラフィは、電気設備だけでなく、回転機械、炉、配管、建築設備、研究設備などでも活用されます。重要なのは、何を異常とみなすかを設備ごとに定義することです。

■ 電気設備

  • 配電盤、分電盤、ブレーカ、端子台
  • 接触抵抗増大による局部発熱
  • 相間比較による異常検知

■ 回転機械

  • モーター外装温度
  • 軸受ハウジング温度
  • カップリング周辺の偏熱
  • 潤滑不良や負荷異常の兆候確認

■ 配管・熱設備

  • 蒸気配管の断熱不良
  • バルブ・フランジ部の熱漏れ
  • 熱交換器の偏流・閉塞兆候
  • 炉壁・加熱設備の温度ムラ

■ 建築・設備保全

  • 空調ダクトの温度偏差
  • 断熱欠損
  • 漏水調査の補助
  • 太陽光設備や建物外皮の診断

測定値がずれる主因:放射率・反射・距離・視野角

赤外線サーモグラフィで最も誤解されやすいのは、表示温度が常に真値とは限らないという点です。
特に金属光沢面では、放射率が低く周囲の反射を拾いやすいため、測定条件を無視すると誤判定につながります。

現場で特に重要な誤差要因は次の4つです。

1.放射率(Emissivity)
放射率が低い材料ほど、実温度と表示温度の差が大きくなりやすくなります。塗装面と鏡面金属面を同じ設定で測るのは危険です。

2.反射温度(Reflected apparent temperature)
光沢面では、周囲の熱源や人体、空、照明などの反射が映り込みます。
「熱いように見える」のに対象物自体が熱いとは限りません。

3.測定距離とスポットサイズ
対象が小さいのに離れすぎると、周囲の温度が混ざって正しく読めません。
空間分解能を超えた測定は避ける必要があります。

4.視野角と観察角度
斜めから見ると反射の影響が増えたり、表面状態の影響が強く出ることがあります。可能な限り条件を揃えて比較することが重要です。

実務での基本対策

  • 光沢金属面はそのまま鵜呑みにしない
  • 黒体テープや艶消し処理を検討する
  • 同一条件で比較撮影する
  • 反射源の有無を確認する
  • 絶対温度より温度分布と比較差を重視する

NG

光沢金属をそのまま真温度として判断

OK

放射率・反射を確認して比較診断

赤外線サーモグラフィ診断の基本手順

サーモグラフィ診断は、機器を向けて撮るだけでは実務になりません。
目的設定→条件確認→撮影→比較→原因仮説→追加確認までを一連の流れで行うことが重要です。

赤外線サーモグラフィの診断の基本

現場で再現しやすい基本手順は以下です。

STEP1 診断目的を明確にする
何を見たいのかを先に決めます。
例:接触不良、断熱不良、熱損失、軸受発熱、相間バランス確認。

STEP2 対象条件を確認する
稼働状態、負荷条件、外気温、風、日射、測定距離、安全距離を確認します。

STEP3 撮影条件を揃える
放射率設定、レンジ、パレット、フォーカス、撮影角度を統一します。

STEP4 比較で異常候補を抽出する
同設備比較、左右比較、相比較、過去比較を行います。

STEP5 原因仮説を立てる
「熱い」だけで終わらせず、接触抵抗、負荷偏り、摩擦、断熱欠損などを仮説化します。

STEP6 必要に応じて他手法で裏付ける
クランプメータ、振動計、超音波、点検記録、目視、保全履歴で確認します。

単発温度値ではなく比較と条件管理が重要


赤外線サーモグラフィだけで判断してはいけない場面

赤外線サーモグラフィは非常に有効ですが、万能ではありません。設備診断で重要なのは、「サーモグラフィで見つけること」と「別の手法で確かめること」を切り分けることです。

赤外線サーモグラフィで温度がずれる原因

次のような場面では、サーモグラフィ単独判断は危険です。

■ 単純に温度が高いだけでは異常と断定できない

  • 高負荷運転中
  • 仕様上高温になる設備
  • 周囲環境温度の影響が強い設備

■ 温度に出にくい異常

  • 初期段階の機械損傷
  • 内部欠陥で表面まで伝熱しにくい場合
  • 微小な空気漏れや内部摩耗の初期兆候

■ 他手法が有効な場面

  • 軸受異常の初期検知 → 振動診断
  • 圧縮空気漏れ → 超音波カメラ・超音波探知器
  • 内部閉塞や内部損傷の直接確認 → 工業用内視鏡

NG

熱画像だけで故障原因を断定

OK

他手法で裏付ける
・振動診断
・超音波診断
・工業用内視鏡

よくある質問と回答(FAQ)

赤外線サーモグラフィは何を測っていますか?

対象物の表面から放射される赤外線エネルギーを検出し、表面温度分布として表示しています。内部温度を直接測っているわけではありません。

赤外線サーモグラフィは設備診断で何に役立ちますか?

配電盤の接触不良、モーターや軸受の発熱、配管の熱損失、断熱不良、温度ムラなどを非接触で可視化し、異常の早期発見に役立ちます。

表示温度が実際とずれるのはなぜですか?

主な原因は放射率設定の不一致、周囲熱源の反射、測定距離、観察角度です。特に光沢金属面では誤差に注意が必要です。

サーモグラフィだけで故障原因を特定できますか?

できる場合もありますが、一般には難しいです。サーモグラフィは異常候補の抽出に優れますが、原因確定には振動、超音波、電流測定、目視点検などの併用が有効です。

非接触温度計と赤外線サーモグラフィの違いは何ですか?

非接触温度計は一点の温度を測るのに対し、赤外線サーモグラフィは面で温度分布を可視化できます。異常箇所の探索にはサーモグラフィが有利です。

赤外線サーモグラフィはどんな設備でも有効ですか?

多くの設備で有効ですが、温度変化が表面に現れにくい異常や、反射の強い低放射率面では解釈に注意が必要です。

迷ったら、お気軽にご相談を

監修者:山崎順子

迷われた際は、ぜひご相談ください。お客様の課題解決に最適な一台をご提案します。

台数特価・まとめ買い割引にも対応し、学校・官公庁様の公費購入も可能です(業者コード:0000098781、全省庁入札参加資格保有)。

見積書・納品書・請求書(インボイス制度対応)の発行、
校正書類(校正証明書・試験成績書・トレサビリティ体系図)の手配もスムーズに対応いたします。
在庫状況により即納可能な場合もございます。

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計測器の選定は、スペック数値以上に「測定環境」や「判定基準」との適合が成功の鍵を握ります。サトテックは、20年以上の現場知見に基づき、技術者が直面する「見逃し」や「誤診」を防ぐためのプロの視点を提供します。

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