現場の厚さ測定で「より高い精度」と「特殊材への対応」を求められていませんか?本記事では、世界最高水準の精度を持つ第3世代超音波厚さ計「PM5 Gen3」の圧倒的な性能と具体的な測定事例を解説します。200MHzの超高速サンプリングにより、0.001mmの厚さの違いを確実に識別。多層材や極薄板の測定にも対応する最新機器の魅力に迫ります
- ミクロンを超えた「0.0001mm」の世界
- 多層構造を一度に「透視」する技術
- 極限の薄さへの挑戦(0.05mmと75MHzの衝撃)







- 測定範囲:0.1~480mm
- オプションで0.05mm~62mに拡張
- 分解能:0.001mm / 0.01mm / 0.1mm
- オプションで0.0001mmに対応
- 周波数:0.5~20MHz
- オプションで~70MHzに対応
- 測定モード:
- P-E(パルス・エコー)
- I-E(インターフェースエコー・エコー)
- E-E(エコー・エコー)
- MEV(マルチ・エコー)
- AUTO(自動)
- 2.4インチQVGAディスプレイ
- 時間ベースのA/Bスキャン
- 100,000 の厚さ値 / 1000 A/B スキャン波形を保存できます
PM5 Gen3とは?0.001mmの違いを識別する「圧倒的な高精度」
「PM5 Gen3」は、第2世代から基本性能を大幅にアップデートし、ハンディ厚さ計として世界最速水準のサンプリング周波数と演算処理能力を手に入れた第3世代モデルです。200MHzの超高速サンプリングによりアナログデータを忠実にデジタル化し、従来品では難しかった「0.001mmの違い」を確実に識別する素晴らしい精度と再現性を実現しています

卵殻の厚さ測定

自動車部品の曲面厚さ測定

電波吸収体(コーティング)

ゴムの厚さ測定

CFRP(炭素繊維)の厚さ測定

GFRP(ガラス繊維)の厚さ測定

酸化スケール(管内壁)厚さ測定

厚いコーティング越しの素地測定

厚物(最大1,200mm)厚さ測定


極薄板から厚物まで!幅広い測定ニーズに対応する豊富なプローブ
標準の15MHzディレイランプローブを用いた場合でも最薄0.13mmから測定可能ですが、高周波オプション(50MHz/75MHz)を使用することで、最薄0.05mmの鋼板測定まで対応可能です。また、測定範囲を拡張するウィンドウモードを用いれば、最大62m(鋼)や1,200mmの棒鋼などの厚物測定もスピーディーに行えます
特徴: 高精度・高分解能で、薄板・極薄板の厚さ測定に適したプローブです。ディレイラインを耐熱用に変更することで、高温材料の測定にも対応します。
| モデル | 周波数 (MHz) | 振動子寸法 (mm) | 測定下限(鋼測定時 / MEVモード) |
|---|---|---|---|
| D2.25A13 | 2.25 | 13 | 1.00mm |
| D5A6 | 5 | 6 | 0.40mm |
| D5A13 | 5 | 13 | 0.38mm |
| D10A6 | 10 | 6 | 0.23mm |
| D15A6 | 15 | 6 | 0.13mm |
| D20A3 | 20 | 3 | 0.10mm |
| 30M3 | 30 | 3 | 0.08mm |
| 50M3 | 50 | 3 | 0.05mm |
| M2102 | 75 | 18.8 | 0.05mm |
ゴムからクラッド材・多層材まで対応可能な測定事例
金属だけでなく、GFRPやCFRP、有機フッ素樹脂、シリコーンゴムといった素材から、小径管や酸化スケール、タービンブレードなどの特殊形状まで幅広く測定可能です。特に、クラッド材などの2層同時測定や、最大5層の層厚を同時に測定・表示できるマルチレイヤー(多層)測定機能は、複雑な構造物の検査において絶大な威力を発揮します
はい、測定可能です。ゴム、シリコーンゴム、有機フッ素樹脂、プレキシガラスのほか、GFRPやCFRP、さらには電波吸収体(RAM)や炭化ケイ素(SiC)など、多岐にわたる素材の測定に対応しています
はい、多数ございます。小径管(パイプ)やタービンブレードのような曲面のほか、酸化スケール(ボイラー管内壁)、ゲルコート、合わせガラス、金管楽器、さらには卵殻といった特殊な対象物の測定実績があります
銅アルミクラッド材や銅銀クラッド材といった複合金属の測定事例も豊富です。後述する専用の測定機能と組み合わせることで、各層の厚さを正確に測ることが可能です
2層の材料の厚さを同時に測定・表示する機能です。
まるで2台の厚さ計で同時に測定しているかのように、各層のAスキャン波形を独立して調整することが可能です。
クラッド材などの金属の複合材プレートや、コーティング(ライニング)された金属材料の厚さ測定に絶大な威力を発揮します
デュアルレイヤー機能をさらに強化し、最大5層の同時測定を実現した機能です。
5層の層厚を同時に測定・表示できるため、合わせガラスのような複雑な多層構造であっても、高精度な厚さ測定が可能になります
現場の課題を解決する多彩なオプション・通信機能
過酷な現場でのIP67防塵・防水性能に加え、ノイズを除去しSN比を大幅に改善するノイズリダクション機能や、高温材料等の測定に便利な自動キャプチャ機能を搭載しています。
また、Wi-FiやBluetoothを利用したPC・スマホへのワイヤレスデータ伝送、4チャンネル同時表示オプションなど、システム統合を容易にする機能も充実しています

高温の材料や曲面だとプローブが安定しなくて、画面の数値が正確に読み取れない…
- 「自動キャプチャ機能」で解決!
- 最小値、最大値、ピークエコーなど5つのキャプチャモードを搭載しています。
- プローブを安定して保持することが難しい高温材料や曲面の測定、高速での測定時に、結果を自動で保持・表示できるため非常に便利です
測定したデータをいちいちパソコンのエクセルに手入力するのが手間で、転記ミスも心配…
- 「Bluetooth送信機能」で解決!
- PCやスマートフォン等の外部機器へ、ワイヤレスで測定値をダイレクトに送信できます。
- Windows、Android、iOSに対応しており、エクセルやテキストなどに直接データを送れるため、入力の手間と転記ミスをゼロにします


クラッド材や減衰しやすい材料を測る時、どうしてもノイズが多くて正確な波形や厚さがわからない…
- 「ノイズリダクション機能」で解決!
- 新開発のノイズリダクションがノイズを除去し、信号対雑音比(SN比)を大幅に改善します。
- クラッド材や高減衰材料など、高感度測定が求められるシビアな環境でも、ノイズに埋もれず正確な測定を実現します(レベルは高・低・デフォルトの3段階設定が可能)
主な仕様スペック
| 測定 | |
|---|---|
| 測定モード | P-E(パルス・エコー)、I-E(インターフェースエコー・エコー)、E-E(エコー・エコー)、 MEV(マルチ・エコー)、AUTO(自動) |
| プローブタイプ | 一振動子探触子:ディレイライン(遅延材)、コンタクト、保護膜、ペン型、水浸 |
| 周波数 | 0.5~20MHz 1~75MHz(*高周波オプション) |
| 測定範囲(鋼換算) | 0.1mm~480mm 0.05mm~62m(*高周波/ウィンドウモード/測定範囲拡張オプション) |
| 音速設定範囲 | 310 ~ 18,699m/秒 |
| 分解能 | 0.1mm / 0.01in 0.01mm / 0.001in 0.001mm / 0.0001in / 1μm / 0.1mil 0.0001mm / 0.00001in / 0.1μm / 0.01mil(*高分解能オプション) |
| 測定単位 | mm、inch、μm、mil m/s、in/μs、ns、μs(*音速測定・伝播時間測定オプション) |
| 画面更新 | 4回/秒、8回/秒、16回/秒 |
| データロガー | 厚さ:100,000件 測定条件:400件 |
| サンプリング周波数 | 200MHz |
| ディスプレイ | |
| サイズ・解像度 | 2.4インチ、320×240 |
| 波形 | RF、RF-、HALF+、HALF-、FULL |
| 表示 | Aスキャン、Bスキャン、Aスキャン/グリッド、数値 |
| インターフェース | |
| プローブコネクター | Lemo 00 |
| I/Oコネクター | Lemo 00 4ピン |
| 通信インタフェース | Mini USB |
| その他 | |
| 動作温度範囲 | -10~50°C |
| 環境 | IP67の防塵・防水性能 |
| 寸法 | 153×76×37mm(H×W×D) |
| 重さ | 280g(電池含む) |
| 電源 | 単3アルカリ電池2本 22時間動作 USB給電(*システム統合&リモートコントロールオプション) |
迷ったら専門スタッフにご相談を
監修者迷われた際は、測定器の専門ブランドである私たちにぜひご相談ください。お客様の課題解決に最適な一台をご提案します。
台数特価・まとめ買い割引にも対応し、学校・官公庁様の公費購入も可能です(業者コード:0000098781、全省庁入札参加資格保有)。
見積書・納品書・請求書(インボイス制度対応)の発行、
校正書類の手配もスムーズに対応いたします。
在庫状況により即納可能な場合もございます。
私たちが手にするスマートフォンの内部、高速道路を走る自動車のフレーム、あるいは過酷な環境に置かれるプラントの配管。
これらすべての製品の安全性と品質を根底で支えているのは、目には見えない「厚み」の管理です。コンマ数ミリ、あるいは数ミクロンの狂いが、製品の強度不足や予期せぬ事故、膨大な材料コストの無駄を招く。しかし、対象物を壊さずにその内部の厚みを正確に知ることは、現代のエンジニアリングにおける最も困難な挑戦の一つでした。
この物理的限界を打破し、非破壊検査(NDT)の常識を塗り替えるのが、高精度音波厚さ計PM5 Gen3です。それは単なる測定器ではありません。プロフェッショナルが長年待ち望んでいた、「見えないものを可視化する」ための革新的なソリューションなのです。
驚きのポイント1:ミクロンを超えた「0.0001mm」の世界
PM5 Gen3は、これまでのハンディ厚さ計の概念を根底から覆します。PM5 Gen3は、0.001mmの違いを識別する卓越した精度と豊富な機能で、厚さ測定のあらゆる課題を解決します。
標準仕様でも1μm(0.001mm)という驚異的な識別能力を誇りますが、さらに高分解能オプションを適用することで、その分解能は「0.1μm(0.0001mm)」という未踏の領域に到達します。
なぜ、これほどの極限的な精度が必要とされるのでしょうか。
その理由は、製造技術の高度化に伴う「誤差の許容範囲」の縮小にあります。例えば、半導体基板や航空宇宙分野の特殊コーティング、あるいは精密板材の製造において、0.5ミクロンのズレは熱膨張率の変動や重量バランスの崩壊を招き、致命的な製品欠陥に直結します。
PM5 Gen3の0.1μm単位の識別能力は、現代の精密製造における品質保証の「最後の砦」としての役割を果たすのです。
驚きのポイント2:多層構造を一度に「透視」する技術
現代の工業製品は、異なる特性を持つ素材を重ね合わせた「多層構造」の宝庫です。
合わせガラス、クラッド鋼、多層フィルムなど、その内部構造は極めて複雑です。
従来の測定方法では、各層を個別に管理するか、サンプルを破壊して断面を確認するしかありませんでした。
PM5 Gen3が提供する「マルチレイヤー(多層)測定機能」は、まさに掌の上のエックス線 vision です。
最大5層までの厚さを一度の計測で同時に表示。
これは、ゲート(Gate)管理によって各層の反射エコーを独立して制御し、層ごとの波形を個別に調整することで実現しています。これまで破壊検査に頼らざるを得なかった積層構造の検査を、非破壊のまま一瞬で完結させる。この革新は、検査現場の生産性を劇的に変貌させるゲームチェンジャーとなります。
驚きのポイント3:極限の薄さへの挑戦(0.05mmと75MHzの衝撃)
超音波測定における物理的宿命、それは「薄いものほど測るのが難しい」という事実です。波長が対象物の厚みよりも長いと、正確なエコーを分離できないからです。PM5 Gen3はこの限界に対し、75MHzという超高周波プローブという武器で挑みます。
科学的に言えば、周波数が高くなるほど波長は短くなり、より薄い界面を解像できるようになります。
標準的な15MHzプローブの鋼板測定下限が0.13mmであるのに対し、75MHzプローブを使用すれば、実に0.05mm(50μm)という極薄領域の測定が可能になります。
これを支えているのが、200MHzという圧倒的なサンプリング周波数です。
超高速で信号を取り込むことで、波形の歪みを徹底的に排除し、極薄の素材に対しても忠実な波形描写と信頼性の高い測定値を導き出すのです。
驚きのポイント4:現場主義のタフネスとスマートな連携
これほどのラボグレードな精密機器でありながら、PM5 Gen3の真骨頂は「過酷な現場でこそ輝く」点にあります。
筐体はIP67の防塵・防水性能を備え、標準装備のラバーケースが衝撃から本体を確実に保護します。
しかし、真にスマートなのはそのデータハンドリングです。
本体に10万件の測定値を保存できる大容量データロガーを内蔵するだけでなく、最先端のワイヤレス機能を搭載。
一般的なBluetooth接続に加え、オープン環境で最大2,500mもの通信距離を誇る長距離ワイヤレス転送(115,200bps)にも対応しています。
現場で収集された膨大なデータは、PCソフトウェア「DataView」を通じてシームレスに管理され、即座にExcel出力やデータ分析へと移行できます。この「タフなハードウェア」と「スマートなソフトウェア」の融合が、エンジニアを煩雑な事務作業から解放し、本質的な意思決定に集中させてくれるのです。
驚きのポイント5:専門家を唸らせる「A/Bスキャン」の可視化
PM5 Gen3は、単に数字を並べるだけのデバイスではありません。
それは、エキスパートの「眼」となるインターフェースを備えています。
リアルタイムで表示される「Aスキャン」波形は、音響インピーダンスの変化や内部の微細な欠陥を直接読み解くための「現場のカルテ」です。
さらに、厚みの変化をリアルタイムで断面画像として描写する「Bスキャン」機能により、数値の連続性から直感的に異常を検知できます。
一方で、52種類の材料に対応した音速リストを内蔵し、ガイド付きの音速校正機能を備えるなど、初心者でもミスなく操作できる配慮がなされています。
専門知識に基づく高度な分析を可能にしながら、誰にでも確実な測定を保証する。この二律背反の融合こそが、PM5 Gen3を究極のツールたらしめている理由です。
結論:未来を測るスタンダード
PM5 Gen3は、単なる測定器の枠を超え、製造業の信頼性を支えるインフラストラクチャです。
ミクロン、そしてその10分の1の単位までを可視化するこの技術は、製品が安全であること、そして設計通りであることを雄弁に証明します。
もし、あなたの周りにある製品の厚みが0.0001mm単位で管理されていたら、その製品への信頼はどう変わるでしょうか?
目に見えない世界を「測る」という意志。それが、ものづくりの未来を、より確かで揺るぎないものへと変えていくのです。









