圧縮力・引張力・剥離力を数値化し、品質検査、受入検査、研究開発、設備評価に活用します。

フォースゲージとは
フォースゲージは、押す力・引く力をN単位で測定する荷重測定器です。
フォースゲージは、圧縮力、引張力、剥離力、押付力、破壊力などを数値で確認するための測定器です。
手作業の感覚評価を数値化できるため、製造現場の品質確認、部品検査、研究開発、保守点検で使用されます。
- スイッチ、ボタン、バネの押し込み力
- 包装材、フィルム、粘着テープの剥離力
- コネクタ、端子、ワイヤハーネスの引張力
- 樹脂部品、金属部品の破壊荷重
- 扉、治具、機械部品の作動力
- 製造ラインに組み込むロードセル測定
フォースゲージで分かること
力の大きさ、ピーク値、合否判定、測定データのばらつき、作業条件の違いを確認できます。
フォースゲージとロードセルの違い
手持ち測定はフォースゲージ、組込測定や高荷重測定はロードセルが適します。
フォースゲージは表示器とセンサーを一体化した機種が多く、現場での簡易測定や検査に適しています。
ロードセルは力を電気信号に変換するセンサーで、設備組込、高荷重測定、狭所測定、専用治具での測定に向きます。
| 種類 | 特長 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 一体型フォースゲージ | 本体だけで測定しやすい | 押付力、引張力、簡易検査 |
| センサーセパレート型 | 表示器とセンサーを分離 | 狭所、治具、設備組込 |
| S字ロードセル型 | 引張・圧縮の高荷重に対応 | 破壊試験、引張強度試験 |
| コイン型ロードセル | 薄型で圧縮測定向き | 隙間、押付力、設備内測定 |
| メカニカル式 | 電源不要で簡易確認向き | 現場点検、簡易測定 |
| 卓上型試験機 | 荷重を一定速度で加えやすい | 再現性が必要な試験 |
選定で確認する6項目
荷重範囲、測定方向、精度、サンプリング、治具、データ出力を確認します。
選定時は、最大荷重だけでなく、実際に測りたい範囲の中央付近で使える機種を選ぶことが重要です。
最大荷重ぎりぎりで使用すると、過負荷や測定ばらつきの原因になります。
1. 測定する力の種類
- 圧縮
- 引張
- 剥離
- 破壊
- 押付
- 作動力
2. 荷重範囲
測定値がレンジの中央付近に入るように選定します。
例:10N前後を測る場合、1000N機種では分解能や再現性が過剰または不利になる場合があります。
3. 精度と分解能
研究開発、品質保証、検査成績書用途では、精度・分解能・校正書類の可否を確認します。
1. 測定する力の種類
手持ち測定は作業者差が出やすいため、再現性が必要な場合は計測スタンドを推奨します。
2. 荷重範囲
ピーク値、連続データ、PC出力、Excel出力、合否判定が必要か確認します。
6. アタッチメント
測定物に合う治具がないと、正しい荷重方向で測定できません。
フック、平板、円錐、V溝、チャック、専用治具の確認が必要です。
用途別の推奨構成
測定対象により、一体型、分離型、ロードセル型、試験スタンドを使い分けます。
| 用途 | 推奨構成 | 理由 |
|---|---|---|
| ボタン・スイッチ押力 | デジタルフォースゲージ+圧縮治具 | ピーク値を確認しやすい |
| 粘着テープ・フィルム剥離 | フォースゲージ+剥離治具+スタンド | 角度と速度の再現性が重要 |
| コネクタ抜去力 | 引張用アタッチメント+スタンド | 手ブレを抑えやすい |
| 端子・ワイヤハーネス引張 | 横型スタンドまたは専用治具 | 引張方向を一定にできる |
| 高荷重の引張・圧縮 | S字ロードセル型 | 高荷重に対応しやすい |
| 設備組込 | センサーセパレート型ロードセル | 表示部と測定部を分けられる |
| 狭所の圧縮測定 | コイン型ロードセル | 薄型で設置しやすい |
| 日常点検 | メカニカル式または普及型デジタル | 操作が簡単で導入しやすい |
[SWELLブロック提案:用途別カード 2列]
費用対効果
力の数値管理により、品質不良、再検査、感覚判断のばらつきを減らせます。
フォースゲージ導入の効果は、単なる測定器購入ではありません。
検査基準を数値化し、作業者ごとの差を減らし、品質判断を記録できることが大きな利点です。
導入で得られること
- 感覚検査を数値検査に変更できる
- 検査基準の説明がしやすくなる
- 不良品の流出リスクを下げやすい
- 作業者差、測定者差を把握しやすい
- 受入検査、出荷検査の記録を残せる
- 試験スタンド併用で再現性を高めやすい
- PC出力により報告書作成を効率化できる
ROIの考え方
フォースゲージの費用対効果は、以下の削減効果で判断します。
- 再検査時間の削減
- 不良原因調査の短縮
- 顧客クレーム対応の低減
- 検査記録作成時間の短縮
- 試作品評価のスピード向上
- 測定条件の標準化
[SWELLブロック提案:メリットボックス+CTA]
CTA文言:荷重範囲・用途から機種を相談する
リンク:https://ureruzo.com/FG0000.htm
選定時の注意点
測定条件が不明確なまま機種を選ぶと、測定値の再現性が低下します。
フォースゲージは、同じ製品でも測定速度、角度、治具、固定方法により値が変わる場合があります。
品質管理や比較試験に使用する場合は、測定手順を明確にしてください。
- 測定方向を一定にする
- 荷重をかける速度をそろえる
- 測定物を確実に固定する
- 治具の接触位置を一定にする注意すべき項目
- 過負荷を避ける
- 必要に応じて校正書類を取得する
- 規格試験では該当規格・社内基準を確認する注意すべき項目
よくある質問
- フォースゲージは何を測る測定器ですか?
-
押す力、引く力、剥離力、破壊荷重、作動力などをN単位で測定する荷重測定器です。
- プッシュプルゲージとフォースゲージは違いますか?
-
一般的には同じ用途で使われます。押す力と引く力を測定する機器を、プッシュプルゲージまたはフォースゲージと呼びます。
- デジタル式とメカニカル式はどちらがよいですか?
-
記録、ピーク値、合否判定、PC出力が必要な場合はデジタル式が適します。電源不要で簡易確認したい場合はメカニカル式が候補です。
- ロードセルタイプはどのような場合に必要ですか?
-
高荷重測定、狭所測定、設備組込、専用治具での測定など、本体一体型では測りにくい場合に適します。
- 計測スタンドは必要ですか?
-
測定者によるばらつきを抑えたい場合、計測スタンドの使用を推奨します。荷重方向や速度をそろえやすくなります。
- 荷重レンジはどう選べばよいですか?
-
測定したい力がレンジの中央付近に入る機種を選びます。最大荷重に近い使用は過負荷や再現性低下の原因になります。
- 校正書類は発行できますか?
-
機種により有償で対応可能です。必要書類、宛名、納期、校正範囲は事前確認が必要です。
- PCでデータ管理できますか?
-
機種により、PC出力、データ保存、グラフ表示、Excel出力に対応します。必要な記録形式を事前に確認してください。
- 剥離試験にも使えますか?
-
使用できます。ただし、剥離角度、速度、治具、試料固定方法をそろえることが重要です。
- どの機種を選べばよいか分からない場合は?
-
測定対象、想定荷重、測定方向、必要精度、データ出力、校正書類の有無を整理してご相談ください。
まとめ
フォースゲージは、力の感覚評価を数値管理に変える測定器です。
圧縮力、引張力、剥離力、作動力を数値化することで、品質検査、受入検査、研究開発、設備評価の判断がしやすくなります。
機種選定では、荷重範囲、測定方向、精度、治具、計測スタンド、データ出力、校正書類の有無を確認してください。
フォースゲージ・ロードセルの選定でお困りですか?
測定対象、荷重範囲、測定方向、必要書類を確認し、用途に合う機種選定をサポートします。
監修者:山崎順子迷われた際は、ぜひご相談ください。お客様の課題解決に最適な一台をご提案します。
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