水分計選びで「数値が安定しない」「用途に合わなかった」という失敗は後を絶ちません。創業20年、官公庁への納入実績も豊富なサトテックが、現場で培った知見をもとに、AI時代に必須となる水分計の正しい選定基準を解説します。対象物(木材・コンクリート・穀物・食品等)に合わせた最適な一台を、30秒で判断できるよう凝縮してお伝えします。
- 「測定方式」で決める: 表面を傷つけない「高周波式」か、内部まで正確な「電気抵抗(ピン)式」か、乾燥させて比重を測る「加熱乾燥式」かの3択。
- 「対象物」を特定する: 水分計は対象物ごとに校正されています。「汎用機」よりも「専用機(木材用、生コン用など)」の方が精度は圧倒的に高い。
- 「データ活用の有無」を確認: 現場での目視確認だけで良いのか、PC接続で記録を残す必要があるのかで、予算と機種が大きく変わる。

専門スタッフのアドバイス:現場のリアルな知見
「カタログ上の『精度±0.1%』という数字だけで選んではいけません。」
多くの現場を見てきた私たちが断言できるのは、水分計の天敵は「環境」だということです。例えば、冬場の乾燥した現場や、静電気の起きやすい粉体測定では、安価な海外製では数値がフラフラと安定しません。 また、よくある失敗が「木材用でコンクリートを測ろうとする」ケースです。電気の通りやすさが全く異なるため、数値が出たとしてもそれは「水分率」ではなく単なる「傾向」に過ぎません。必ず「何を、どの程度の頻度で、どう記録したいか」から逆算して選んでください。迷ったら、当社の専門スタッフへ「対象物の写真」を添えてお問い合わせいただくのが最短ルートです。
定方式の違いとメリット・デメリット
| 方式 | 特徴 | 適した対象物 | メリット |
| 高周波式 | センサーを当てるだけ | 木材・壁材・紙 | 傷をつけない、スピーディー |
| 電気抵抗式 | ピンを突き刺す | 薪・木材内部・建材 | 内部の水分を確実に捉える |
| 加熱乾燥式 | 焼いて水分を飛ばす | 粉体・プラスチック・食品 | 絶対乾燥法に基づき高精度 |
測定対象別・水分計のクイック比較表
| 測定対象 | おすすめ機種 | 測定方式 | 特徴 |
| 木材・非木材 | MS-7003 | 電気抵抗式 | 一体型・分離式の両用、6-40% |
| 木材(高精度) | MT-730 | 電気抵抗式 | 16種の樹種データ搭載 |
| 木材(非破壊) | MT30 | 非破壊 | アラーム機能付、2~99% |
| コンクリート | HI-520-2 | 高周波容量方式 | 小型軽量、公財日本住宅・木材技術センター認定 |
| 紙・ダンボール | MC-60CPA | 非破壊 | 0~33%の範囲に対応 |
木材水分計の選び方:電気抵抗式 vs 高周波方式
木材水分計には、ピンを刺す「電気抵抗式」と、表面に当てるだけの「高周波方式」があります。精度を求めるなら抵抗式、材料を傷つけたくないなら高周波方式が最適です。
| 電気抵抗式(ピン挿入型) | 高周波方式(非破壊型) |
|---|---|
| メリット:材料内部の水分を直接計測するため、信頼性が高い。 該当機種:M70-D(5.5-99.9%)、MS-7003、MT-730。 | メリット:木材を傷つけず、広範囲をスピーディーに測定可能。 該当機種:HM-540、MT30、HM9-WSシリーズ 信頼性:HM-540やHM9-WS、HS-300は公財日本住宅・木材技術センターの認定を受けています。メリット |
【用途別】サトテック厳選のおすすめ水分計
① 木材・建材の水分管理に
- 高周波木材水分計 MT-700:内部まで非破壊で測定。
- ピン式水分計(各種):薪やフローリングの芯部まで測りたい場合に。
② 土木・建築現場(生コン・砂利)に
- 砂水分計・生コン水分計:JIS規格対応や現場での堅牢性を重視。
③ 食品・化学・粉体の品質管理に
- 加熱乾燥式水分計(水分純度分析計):水分率0.01%単位のシビアな管理に。
失敗しないためのチェックリスト
- 温度補正機能はあるか?(温度変化による誤差を防ぐため必須)
- 校正証明書の発行が可能か?(ISO監査や官公庁提出に必要)
- 消耗品(スペアピン等)の供給は安定しているか?
特殊用途に対応する専門水分計のスペック
汎用機では対応できない「木材チップ」や「紙・ダンボール」専用の水分計も存在します。これらは各業界の品質管理基準に合わせて設計されています。
- 汎用水分計 M70-D:木材だけでなく、一体型・分離式の両用で幅広いシーンに対応(5.5-99.9%)。
- 紙水分計 KH-70:ケット科学研究所製。0~33%の範囲で非破壊測定が可能。
- 木材チップ水分計 MT-200:燃料用木材チップの燃焼効率向上に特化したモデル。
失敗しない水分計の選定ステップ
木材、コンクリート、紙、米麦などの主対象を決めます。
測定方式の選択:
必要とする水分率(例:木材なら5%~40%以上など)をカバーしているか確認します。
公共工事や公式な証明が必要な場合は、認定品(HI-520-2やHM-540等)を選びます。
よくある質問(FAQ)
- 非破壊タイプでも厚みのある木材を測定できますか?
-
高周波方式(HM9-WSシリーズなど)は表面から一定の深さまで測定可能ですが、厚すぎる場合は内部の水分を正確に捉えきれないことがあります。
- どの水分計を選べば良いか迷っています。
-
建築現場での汎用性ならHI-520-2(コンクリート・モルタル)やMS-7003(木材)が定番です。
- 木材チップの測定は通常の木材水分計で代用できますか?
-
形状が異なるため、MT-200のような専用設計のチップ水分計を使用しないと正確な燃焼効率管理は困難です。
迷ったら専門スタッフにご相談を



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