「どの機種が自社の現場に最適か分からない」という悩みは、創業20年、官公庁への導入実績を多数持つサトテックにお任せください。超音波厚さ計は、測定対象の「材質」「表面状態」「肉厚」により選定すべきセンサーが全く異なります。本記事では、年間数千件の測定相談を受ける専門スタッフが、現場で役立つ「後悔しない選び方」を技術的根拠に基づき解説します。
- 材質を確認: 金属だけでなくプラスチック、ゴム、ガラスなど対象に合わせた音速設定が可能か。
- 測定範囲と分解能: 0.01mm単位の精密測定が必要か、100mm以上の厚物を測るのかを明確にする。
- 表面の状態: 塗装の上から測るなら「スルーペイント(E-Eモード)」対応機種が必須。

専門スタッフのアドバイス:現場のリアルな知見
「安価な標準プローブでゴムや鋳物を測ろうとするのは、最も多い失敗です」
一般的な超音波厚さ計は、音の減衰が激しい「ゴム」「鋳物」「粗い素材」の測定が苦手です。
これらの材質には、低周波プローブや高感度モデルを選ばないと、そもそもエラーで数値が出ません。
また、屋外や高所作業が多い場合は、片手で操作できる「一体型」が圧倒的に効率的です。現場の「測定環境」をまず第一に考えてください。
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測定対象物による選定(金属 vs 非金属)
超音波は物質によって伝わる速度(音速)が異なります。
- 標準的な金属(鋼・アルミニウム): 汎用モデル(5MHzプローブ)で対応可能。
- 特殊素材(鋳鉄・ゴム・FRP): 内部で音が散乱・吸収されやすいため、低周波プローブ搭載機を選択します。
- 極薄物(0.1mm〜): 高周波プローブを用いた「精密超音波厚さ計」が必要です。
「スルーペイント機能」の有無が作業効率を分ける
塗装やコーティングが施されたタンクや配管を測る際、従来は塗装を剥がす必要がありました。
- スルーペイント対応機: 塗装の厚みを自動で差し引き、地金(母材)の厚みだけを瞬時に表示します。
- メリット: 測定後の補修塗装が不要になり、コストと時間を大幅に削減できます。
【比較表】目的・スペック別おすすめ超音波厚さ計一覧
測定精度(分解能)と特殊機能(スルーペイントや高温対応)の有無で最適な1台が分かります。以下の表を参考に、用途に合致するモデルを特定してください。
汎用・コスト重視モデル(金属・樹脂の基本測定)
| モデル名 | 画像 | 測定範囲 | 分解能 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 2000C | ![]() | 1.0~300.0mm | 0.01mm | 0.01mm分解能。小型・軽量で現場の精密検品に最適 |
| UM-1 | ![]() | 1.0~100.0mm | 0.1mm | 0.1mm分解能。機能を絞った低価格普及モデル |
| HJ-UT20 | ![]() | 1.0~400.0mm | 0.1/0.01mm | コストパフォーマンスに優れたアラーム付きモデル |
スルーペイント対応モデル(塗装越し測定)
| モデル名 | 画像 | 測定範囲 | 分解能 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| UM-2D | ![]() | 1.0~100.0mm | 0.01mm | 塗装の上から肉厚測定が可能。剥離の手間を省き効率向上 |
| UM-1D | ![]() | 1.0~100.0mm | 0.1mm | 多機能かつ高精度なスルーペイント対応モデル |
| DE-1000H | ![]() | 1.5~300mm | 0.01mm | 高温対応+スルーペイント。600℃まで測定可能な最高峰機 |
特殊用途・高機能モデル(高温・薄物・鋳物・FRP)
| 用途 | モデル名 | 測定範囲 | 主な特徴 | |
| 高温測定 | DE-1000H | ![]() | 1.5~300mm | 高温測定(ボイラー等)。最大600℃の過酷環境に対応 |
| 薄物・精密 | 2020C+D7004 | ![]() | 0.8~20.0mm | 薄物・精密測定。0.8mmからの極薄対象に対応 |
| 超精密 | DC-6000 | ![]() | 1.5~20.0mm | 分解能0.001mm。波形表示付きで極めて高い信頼性 |
| 鋳鉄用 | 2020C+D2012 | ![]() | 50~300.0mm | 極厚物・鋳物測定。超音波が通りにくい材質に特化 |
| FRP用 | DC-4000FRP | ![]() | 3~200.0mm | FRPやプラスチック専用のアルゴリズムを搭載 |
超音波厚さ計で正確に測定するための3つの手順
超音波厚さ計は、機器の設定と準備が正しくなければ誤った数値を表示します。特に「音速設定」と「カプラント」の使用は必須です。
測定対象の材質(鉄、アルミ、樹脂など)に合わせた「音速」を機器に入力します。既知の厚みのテストピースを使用して校正を行います。
振動子と測定面の間の空気層をなくすため、カプラント(接触媒介物)を塗布します。これが不十分だと超音波が内部に伝わりません。
振動子を測定面に垂直に、一定の圧力で押し当てます。画面の安定した数値を確認し、測定値を読み取ります。
超音波厚さ計のメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 非破壊で、片側から当てるだけで測定が可能。 内部の腐食や偏肉を早期に発見できる。 デジタル表示で誰でも簡単に数値を読み取れる。 | 鋳物など、内部組織が粗い材料は超音波が減衰し測定しにくい。 表面が極端に粗い、または錆びが激しい場合は研磨が必要。 カプラントがない環境では一切の測定ができない。 |
よくある質問(FAQ)
- 超音波厚さ計の測定でエラーが出る主な原因は何ですか?
-
主な原因は3つです。
1. カプラント(接触媒体)不足:プローブと測定面の間に空気が入ると超音波が伝わりません。
2. 表面の粗さ:錆や汚れが激しい場合は研磨が必要です。
3. プローブの選択ミス:材質に対して周波数が合っていない場合に信号が受信できなくなります。 - どのような材質でも測定できますか?
-
超音波が伝わる材質(金属、プラスチック、ガラス、セラミックス等)であれば測定可能です。
ただし、木材やゴム、コンクリートなどは超音波が拡散・吸収されるため、一般的な機種では測定できません。 - メンテナンスや校正は必要ですか?
-
精度を維持するために、年1回の定期校正を推奨しています。また、使用後は振動子に付着したカプラントを拭き取り、センサー保護を徹底してください。
- カプラントの代わりに水や油は使えますか?
-
一時的な代用は可能ですが、専用のカプラントに比べて粘性が低いため、壁面や天井の測定には不向きです。また、機器の故障やサビの原因にならないよう、専用品の使用を強く推奨します。
- どの機種を選べばよいか表を見ても迷います。
-
まず「塗装を剥がさずに測りたいか」を確認してください。YESならUM-2D、NOなら精度重視の2000Cが最も汎用性が高くおすすめです。
- 表にある「分解能」とは何ですか?
-
機器が表示できる最小の単位です。0.01mm分解能は、0.1mm分解能よりも10倍細かい変化を読み取ることができます。
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