熱交換器は、流体間の熱交換を行う設備であり、その性能は温度分布として現れます。

異常が発生すると、 詰まり(閉塞)、 偏流(流れの偏り)、 伝熱低下といった問題が発生し、温度分布に異常が現れます。赤外線サーモグラフィを使用することで、 流れの状態、 温度の均一性、 異常箇所を非接触で把握できます。
本ページでは、熱交換器の温度診断を実務で使える判断レベルまで整理します。
熱交換器診断にサーモグラフィが有効な理由
熱交換器は温度変化を目的とした設備であり、温度分布がそのまま性能を示します。
サーモグラフィが有効な理由:
- 温度分布を面で確認できる
- 流れの状態を可視化できる
- 稼働中に診断可能
- 異常箇所を特定しやすい
熱交換器の異常と温度パターン
異常は温度分布のパターンとして現れます。

代表的な異常:
■ 詰まり(閉塞)
流れが止まる
局所温度変化
■ 偏流
一部だけ流れる
温度ムラ
■ 伝熱低下
全体効率低下
温度差縮小
■ スケール付着
熱抵抗増加
温度分布変化
測定手順:現場での実践方法
熱交換器は環境条件の影響を受けやすく、正しい手順が重要です。基本手順は、以下です。
STEP1 目的設定:詰まり確認・効率確認
STEP2 稼働条件確認:流量・温度条件
STEP3 撮影条件:放射率・距離・フォーカス
STEP4 撮影:全体・詳細
STEP5 比較:正常部・同型設備
正しい判断方法:温度分布で見る
熱交換器診断では、温度分布の形が最も重要です。

注意点と誤判定を防ぐ方法
熱交換器診断では、外的要因の影響を考慮する必要があります。
振動
超音波
内視鏡
よくある質問と回答FAQ
- 熱交換器の異常はどう見える?
-
温度分布の偏りです。
- 詰まりはわかる?
-
可能です。
- 偏流とは?
-
流れの偏りです。
- 温度差が小さいのは異常?
-
可能性あり。
- 環境の影響は?
- 単独診断できる?
-
不可です。
