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➤設備異常原因を特定する保全方法とは?選定相談はこちら。創業20年・企業・官公庁納入実績多数
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  3. 赤外線サーモグラフィとは?設備診断で温度異常を見つけるための基礎と実務

赤外線サーモグラフィとは?設備診断で温度異常を見つけるための基礎と実務

赤外線サーモグラフィは、設備表面の赤外線放射を捉えて温度分布を画像として可視化し、異常発熱・断熱不良・熱損失・接触不良などを非接触で把握するための設備診断技術です。

赤外線サーモグラフィで異常診断
サトテック技術担当

設備保全の現場では、
「熱い」こと自体が異常なのではなく、“どこが・なぜ・どの条件で・どれだけ温度差を生じているか”
を正しく読むことが重要です。

このページでは、赤外線サーモグラフィのハブとして、次の内容を整理します。

  • 赤外線サーモグラフィの原理
  • 設備診断で有効な用途
  • 現場での測定手順
  • 放射率・反射・距離などの誤差要因
  • 次に読むべき詳細ページへの導線

赤外線サーモグラフィは何を測っているのか

赤外線サーモグラフィは、対象物そのものの「内部温度」を直接見ているわけではありません。
測定しているのは、対象表面から放射される赤外線エネルギーです。
したがって、画面に表示された温度値を正しく解釈するには、表面状態・放射率・周囲反射を理解しておく必要があります。

赤外線サーモグラフィは、対象物の表面が放射する赤外線をセンサーで検出し、それを温度画像へ変換します。
このため、現場実務では次の点を区別することが重要です。

■ サーモグラフィで見ているもの

  • 表面温度分布
  • 温度差の偏り
  • 局所的な発熱点
  • 熱の逃げ方・伝わり方

■ サーモグラフィだけでは断定しにくいもの

  • 内部損傷の種類そのもの
  • 故障原因の最終確定
  • 材料内部の温度そのもの
  • 負荷条件を無視した良否判定

つまり、赤外線サーモグラフィは異常の兆候を広く、早く、非接触で見つける技術であり、必要に応じて電流値、振動、超音波、目視点検などと組み合わせて原因を絞り込むのが基本です。

 放射率とは?温度がずれる原因を解説

 非接触温度計とサーモグラフィの違い

 表面温度と内部異常の関係


設備診断で赤外線サーモグラフィが有効な理由

赤外線サーモグラフィの最大の強みは、停止せずに、離れた位置から、面で異常を把握できることです。点で測る接触式温度計と異なり、設備全体の温度分布を一度に確認できるため、異常の見逃し低減に役立ちます。

設備診断で赤外線サーモグラフィが重視される理由は、次の4点です。

1.非接触で測定できる
高温部、回転体、通電部、近づきにくい配管・天井設備でも、安全距離を取りながら温度確認ができます。

2.面で把握できる
一点測定では見落としやすい局所発熱も、温度分布画像なら把握しやすくなります。

3.稼働中の状態を確認できる
異常は無負荷停止時より、稼働中や負荷変動時に表れやすい場合があります。サーモグラフィはその瞬間の状態把握に向いています。

4.比較診断に向く
同型設備、左右相、上流下流、入口出口などを比較することで、絶対温度だけでは見えない異常傾向を把握できます。

サーモグラフィが特に有効な現場

  • 配電盤の異常発熱診断を見る
  • モーター・軸受の温度診断を見る
  • 断熱・熱損失診断を見る

赤外線サーモグラフィの主な設備診断用途

赤外線サーモグラフィは、電気設備だけでなく、回転機械、炉、配管、建築設備、研究設備などでも活用されます。重要なのは、何を異常とみなすかを設備ごとに定義することです。

■ 電気設備

  • 配電盤、分電盤、ブレーカ、端子台
  • 接触抵抗増大による局部発熱
  • 相間比較による異常検知

■ 回転機械

  • モーター外装温度
  • 軸受ハウジング温度
  • カップリング周辺の偏熱
  • 潤滑不良や負荷異常の兆候確認

■ 配管・熱設備

  • 蒸気配管の断熱不良
  • バルブ・フランジ部の熱漏れ
  • 熱交換器の偏流・閉塞兆候
  • 炉壁・加熱設備の温度ムラ

■ 建築・設備保全

  • 空調ダクトの温度偏差
  • 断熱欠損
  • 漏水調査の補助
  • 太陽光設備や建物外皮の診断

 配電盤のサーモグラフィ診断

 モーター・軸受の温度異常診断

 蒸気配管・断熱不良の可視化

 建物の断熱診断と漏水調査


測定値がずれる主因:放射率・反射・距離・視野角

赤外線サーモグラフィで最も誤解されやすいのは、表示温度が常に真値とは限らないという点です。
特に金属光沢面では、放射率が低く周囲の反射を拾いやすいため、測定条件を無視すると誤判定につながります。

現場で特に重要な誤差要因は次の4つです。

1.放射率(Emissivity)
放射率が低い材料ほど、実温度と表示温度の差が大きくなりやすくなります。塗装面と鏡面金属面を同じ設定で測るのは危険です。

2.反射温度(Reflected apparent temperature)
光沢面では、周囲の熱源や人体、空、照明などの反射が映り込みます。
「熱いように見える」のに対象物自体が熱いとは限りません。

3.測定距離とスポットサイズ
対象が小さいのに離れすぎると、周囲の温度が混ざって正しく読めません。
空間分解能を超えた測定は避ける必要があります。

4.視野角と観察角度
斜めから見ると反射の影響が増えたり、表面状態の影響が強く出ることがあります。可能な限り条件を揃えて比較することが重要です。

実務での基本対策

  • 光沢金属面はそのまま鵜呑みにしない
  • 黒体テープや艶消し処理を検討する
  • 同一条件で比較撮影する
  • 反射源の有無を確認する
  • 絶対温度より温度分布と比較差を重視する

NG

光沢金属をそのまま真温度として判断

OK

放射率・反射を確認して比較診断

Q:なぜ金属面は誤差が出やすいのか?

SWELLボタン+補足テキスト推奨

上部マイクロテキスト

温度が合わない原因を深く知る

\ 温度が合わない原因を深く知る /

 放射率の基礎を詳しく見る

 金属面の温度測定で失敗しない方法

 サーモグラフィの反射対策を見る


赤外線サーモグラフィ診断の基本手順

サーモグラフィ診断は、機器を向けて撮るだけでは実務になりません。
目的設定→条件確認→撮影→比較→原因仮説→追加確認までを一連の流れで行うことが重要です。

赤外線サーモグラフィの診断の基本

現場で再現しやすい基本手順は以下です。

STEP1 診断目的を明確にする
何を見たいのかを先に決めます。
例:接触不良、断熱不良、熱損失、軸受発熱、相間バランス確認。

STEP2 対象条件を確認する
稼働状態、負荷条件、外気温、風、日射、測定距離、安全距離を確認します。

STEP3 撮影条件を揃える
放射率設定、レンジ、パレット、フォーカス、撮影角度を統一します。

STEP4 比較で異常候補を抽出する
同設備比較、左右比較、相比較、過去比較を行います。

STEP5 原因仮説を立てる
「熱い」だけで終わらせず、接触抵抗、負荷偏り、摩擦、断熱欠損などを仮説化します。

STEP6 必要に応じて他手法で裏付ける
クランプメータ、振動計、超音波、点検記録、目視、保全履歴で確認します。

単発温度値ではなく比較と条件管理が重要

 サーモグラフィ診断のチェックリスト

 温度異常を見つけた後の原因切り分け

 振動診断との併用方法

 超音波診断との使い分け


赤外線サーモグラフィだけで判断してはいけない場面

赤外線サーモグラフィは非常に有効ですが、万能ではありません。設備診断で重要なのは、「サーモグラフィで見つけること」と「別の手法で確かめること」を切り分けることです。

赤外線サーモグラフィで温度がずれる原因

次のような場面では、サーモグラフィ単独判断は危険です。

■ 単純に温度が高いだけでは異常と断定できない

  • 高負荷運転中
  • 仕様上高温になる設備
  • 周囲環境温度の影響が強い設備

■ 温度に出にくい異常

  • 初期段階の機械損傷
  • 内部欠陥で表面まで伝熱しにくい場合
  • 微小な空気漏れや内部摩耗の初期兆候

■ 他手法が有効な場面

  • 軸受異常の初期検知 → 振動診断
  • 圧縮空気漏れ → 超音波カメラ・超音波探知器
  • 内部閉塞や内部損傷の直接確認 → 工業用内視鏡

NG

熱画像だけで故障原因を断定

OK

他手法で裏付ける
・振動診断
・超音波診断
・工業用内視鏡

 振動診断

 超音波診断

 工業用内視鏡


よくある質問と回答(FAQ)

赤外線サーモグラフィは何を測っていますか?

対象物の表面から放射される赤外線エネルギーを検出し、表面温度分布として表示しています。内部温度を直接測っているわけではありません。

赤外線サーモグラフィは設備診断で何に役立ちますか?

配電盤の接触不良、モーターや軸受の発熱、配管の熱損失、断熱不良、温度ムラなどを非接触で可視化し、異常の早期発見に役立ちます。

表示温度が実際とずれるのはなぜですか?

主な原因は放射率設定の不一致、周囲熱源の反射、測定距離、観察角度です。特に光沢金属面では誤差に注意が必要です。

サーモグラフィだけで故障原因を特定できますか?

できる場合もありますが、一般には難しいです。サーモグラフィは異常候補の抽出に優れますが、原因確定には振動、超音波、電流測定、目視点検などの併用が有効です。

非接触温度計と赤外線サーモグラフィの違いは何ですか?

非接触温度計は一点の温度を測るのに対し、赤外線サーモグラフィは面で温度分布を可視化できます。異常箇所の探索にはサーモグラフィが有利です。

赤外線サーモグラフィはどんな設備でも有効ですか?

多くの設備で有効ですが、温度変化が表面に現れにくい異常や、反射の強い低放射率面では解釈に注意が必要です。

 放射率とは?温度測定誤差の基礎

 配電盤の異常発熱診断

 モーター温度診断

 振動診断

 超音波診断

 工業用内視鏡

 赤外線サーモグラフィ製品一覧を見る

赤外線サーモグラフィのハブとして次につなげるページ構成

このページはハブなので、単独で完結させるよりも、検索意図ごとに下層ページへ送客する構造が重要です。特に「原理を知りたい人」「用途を知りたい人」「測定ミスを防ぎたい人」「製品を選びたい人」で導線を分けると、離脱率を抑えやすくなります。

下層ページの優先提案

優先度A:固定ページ(ハブ直下の基幹ページ)

  1. 放射率とは?赤外線サーモグラフィで温度がずれる原因
  2. サーモグラフィの使い方|測定手順と撮影条件
  3. 配電盤の異常発熱診断
  4. モーター・軸受の温度診断
  5. 断熱不良・熱損失診断

優先度B:投稿または個別解説ページ
6. 非接触温度計とサーモグラフィの違い
7. 金属面の温度測定で失敗しない方法
8. サーモグラフィ画像の見方
9. よくある誤診例
10. 予防保全における温度トレンド管理

推奨内部リンク設計

  • H1直下:基礎ページ2本
  • H2-3直下:用途別ページ3〜4本
  • H2-4直下:放射率・反射ページ
  • H2-6直下:他診断技術ハブ
  • 記事末尾:カテゴリ別の導線ボックス

SWELLブロック提案

  • 説明付きボックスリンク一覧
  • ページ下部に**「次に読むべき記事」セクション**
  • 可能ならカード型リンクで視認性を上げる

H2下の内部リンク導線提案

ここはSWELLのボックスリンクが最適
単なるボタンより、リンク先の役割が一目で伝わります。

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