このページは試験・分析に使用する試験機器の「用途別・測定対象別」の選び方ガイドです。
JIS・ISO・ASTMなど試験規格に対応した機器カテゴリを整理し、製品比較ページへ案内します。
材料の含水率・硬さ・厚さを数値化するカテゴリー
設備の異常兆候・摩耗・トラブルの検知に使うカテゴリー。
表面状態の品質などの外観検査・色評価に使うカテゴリー
材料構成や材質を特定するカテゴリー
機構部品の強さ・動き・操作力を評価するカテゴリー
現場品質管理・施工品質を評価するカテゴリー
材料の性質を測る(水分・膜厚・厚さ・硬度)
材料の水分、膜厚、厚さ、硬さなど物性を数値で評価するカテゴリです。
試験・品質管理・検査工程で重要となる測定項目を、用途別に選べます。
非破壊で測定できる機器も含まれ、現場でも迅速に判定できます。
機械設備の保全(状態監視,予知保全)
設備の異常兆候を「振動」「回転数」「超音波カメラ」「異音」などの変化で検出し、停止トラブルを未然に防ぐための測定カテゴリです。状態監視・予知保全により、突発停止を防ぎ、生産ロスや修理コストを削減できます。
現場で使えるポータブルタイプから、定点監視型まで対応します。モーター、ポンプ、ファンなどのメンテナンスや品質保証に広く利用されています。
外観検査:色・光沢・表面粗さ・粘度を測る
製品の外観品質を数値で評価するカテゴリです。
色・光沢・表面粗さ・粘度などの外観特性は、印刷・塗装・成形・食品・化学製品の品質管理に直結します。
感覚ではなく、数値で判定することで品質基準を明確にできます。
リサイクル業者・スクラップ工場向け
金属スクラップや廃プラスチックを“その場で判別”できる測定カテゴリです。
蛍光X線分析計による金属材質チェック、プラスチック判別装置による材質識別で、
仕分け精度が向上し、買取価格・販売単価の向上に直結します。
荷重を測る(引張・押し圧・破壊試験・荷重評価)
引張・押し圧・破壊試験など、荷重を数値で評価するカテゴリです。
製品の耐久性や操作力の評価、品質基準の確認に使用されます。
目視や感覚ではなく“力を定量化”することで、再現性のある評価が可能になります。
す。
建築・土木分野の検査:ドローン点検・コンクリート試験、鉄筋調査
建築・土木分野の品質検査や施工管理で使用される測定カテゴリです。
コンクリート強度や鉄筋位置、距離・角度などの計測により、施工品質と安全性を確保できます。
非破壊検査に対応した機器も多く、現場で迅速に判定できます。
試験機器ガイド|機種選定の質問と回答(Q&A)
- 校正証明書、試験成績書、トレサビリティ体系図の発行はできますか?
-
はい。弊社の社内校正(短納期で校正証明書)、または、JCSSトレーサビリティ校正に対応しています。注意:校正証明書の発行ができない機種など、例外もあります。
材料の性質を測る(水分・硬度・厚さ・粗さ)
- 水分計・膜厚計・超音波厚さ計・硬度計/硬さ計の違いは何ですか??
-
測定対象が異なります。
測定器 測定する項目 主な用途 水分計 材料内部の水分量:含水率 木材、コンクリート、土壌、穀物、食品など、水分量を測定し、品質管理や製造工程の最適化に役立てること 膜厚計 塗装、めっき、酸化被膜など、さまざまな表面に施された薄い膜の厚さ 塗装、メッキ、コーティングなどの被膜の厚さを測定し、品質を管理すること装 超音波厚さ計 材料の厚さ
表面の腐食や減肉による厚さの変化の検出金属、プラスチック、ガラスなどの材料を片面から非破壊で厚さを測定すること。パイプやタンクの腐食検査 硬度計・硬さ計 材料の硬さ、強度 金属、ゴム、プラスチックなどの材料の「硬さ」を数値化し、品質管理や材料特性の評価を行うこと - 非破壊で厚さを測定できますか?
-
超音波厚さ計が対応しています。片側から測定できるため、配管・タンク検査に最適です。
荷重を測る(引張・押圧・破壊試験)
- フォースゲージと荷重測定器の違いは?
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フォースゲージは 手動で押し引きする力(引張/圧縮) を測定、荷重測定器は 固定して荷重変動を継続監視 する用途に適しています。
- 破壊試験にも使えますか?
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はい。フォースゲージ + スタンドを使用することで、破断荷重や変形荷重を測定できます。
外観検査(色・光沢・粗さ・粘度を測る)
- 目視・感覚検査から数値管理へ移行するメリットは?
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色(カラー)・光沢・粗さ・粘度 を数値化することで、品質基準が明確になり、検査の再現性が保てます。
- どの業界で使われていますか?
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印刷、塗装、樹脂成形、食品、化学製品など品質のばらつきを抑えたい現場で使用されます。
機械設備の保全(状態監視・予知保全)
- 振動計と超音波カメラの違いは?
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目的が違います。
- 振動計/ベアリングチェッカー:異常振動・摩耗・劣化を検知
- 超音波カメラ:圧縮空気・蒸気・ガス漏れを「可視化して検知」
- 保全コスト削減につながりますか?
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突発停止防止 → 生産ロス削減
漏れの検知 → 電気代・圧縮空気の削減リサイクル業者・スクラップ工場向け
- 金属材質の判定はどう行いますか?
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蛍光X線分析計(VANTA) を使用し、元素を瞬時に分析します。
→ 鉄、SUS、銅、真鍮などを現場で判別可能です。 - 樹脂の種類は識別できますか?
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プラスチック判別装置で、樹脂(PE / PP / ABS等)を判別できます。
→ 選別精度が上がり、買取価格・売上向上につながります。建築・土木分野の検査
- コンクリート強度を非破壊で確認できますか?
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可能です。コンクリート試験機(シュミットハンマー)が対応します。
- 鉄筋の位置を確認できますか?
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鉄筋探査機でかぶり厚さと位置を非破壊で確認できます。
→ 穴あけミス防止、施工品質の確保に効果的です。
弊社の強味!試験機器の導入の際は、用途・現場条件・測定項目・予算を整理のうえ、ご相談ください。
株式会社佐藤商事は、20年以上にわたり環境測定器・膜厚計・光沢計・騒音計・工業用内視鏡など幅広い測定機器を販売してきました。
豊富な経験に裏打ちされたノウハウで、産業界の現場ニーズに即した最適な提案を行っています。
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国内外の最新測定器を厳選して取り扱っております。
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海外製測定器については、日本語マニュアルの制作や国内仕様への最適化を行い、安心してご使用いただける体制を整えています。
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専門スタッフによる導入前のご相談・製品選定サポート。
導入後も安心のアフターサービス・定期校正に対応しています。
修理・メンテナンスの窓口を一本化し、迅速で丁寧な対応
現場で困ったときに頼れるパートナーであることを大切にしています。
このガイドの監修
株式会社佐藤商事(SATOTECH)技術営業チームが監修しました。
当社は、産業用・研究用の環境測定器を20年以上取り扱い、年間約1万件の導入支援を行っています。

技術問い合わせ対応(日本国内)
東京理科大学理学部応用物理学卒業
現場デモ・導入サポート可能
校正証明書・試験成績書・トレサビリティ体系図対応JCSSトレーサビリティ対応(例外あり)




















