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工業用内視鏡(ファイバースコープ)の選び方【プロ解説】用途別・直径別の最適解と徹底比較

「現場の配管内を点検したいが、機種選びで失敗したくない」 「以前、安価なモデルを買って『暗くて見えない』経験をした」

工業用内視鏡は現場に不可欠なツールですが、カタログスペックだけでは「本当に使えるか」判断しにくいのが実情です。

本ガイドでは、20年以上にわたり現場をサポートしてきたサトテックの技術担当が、失敗しない選び方を徹底解説します。

工業用内視鏡(ファイバースコープ)とは?「見えない」を解決する基礎知識

ビデオスコープとファイバースコープの違い、非破壊検査における役割とは?

工業用内視鏡とは、人間が直接入り込めない狭い場所や曲がりくねった内部を、分解・破壊することなく観察(非破壊検査)するための光学機器です。
一般的には「ファイバースコープ」と呼ばれることもありますが、現在は先端に超小型カメラを搭載し、液晶モニターで鮮明なデジタル映像を確認できる「工業用ビデオスコープ」が主流です。
導入することで、設備の分解工数を劇的に削減できるだけでなく、異常の早期発見による予防保全が可能となり、現場の安全性とコストダウンに大きく貢献します。

実は別物!「ファイバースコープ」と「ビデオスコープ」の決定的な違い

現場では慣習的にすべて「ファイバースコープ」と呼ばれることが多いですが、構造と見え方は全く異なります。 一言で言えば、「ファイバースコープは肉眼で覗くアナログ機器」、「ビデオスコープはモニターで見るデジタル機器」です。

現在の市場では、画質・耐久性・記録機能に優れたビデオスコープが9割以上を占めています。サトテック(Jスコープ)で取り扱っている主力製品も、このビデオスコープにあたります。

【比較表】ファイバースコープ vs ビデオスコープ

比較項目 ファイバースコープ
(旧式・アナログ)
ビデオスコープ
(現在の主流・デジタル)
映像の仕組み 光ファイバー(ガラス繊維)の束を通して、接眼レンズから肉眼で直接覗き込む。 先端の超小型カメラ(CCD/CMOS)で撮影し、手元の液晶モニターに映し出す。
見え方・画質 繊維の断面(網目・ハニカム模様)が映り込む。全体的に暗く、解像度が低い。 HD~4Kの高画質。デジタル処理で明るく、網目のないクリアな映像。
耐久性 衝撃や曲げに弱い。繊維が1本折れるたびに、視界に「黒い点」が増えていく。 電線ケーブルのため断線に強い。多少手荒に扱っても画質は劣化しにくい。
記録・保存 原則できない(カメラを接眼部に当てる等の工夫が必要)。 ボタン一つでSDカードに動画・静止画を保存可能。
多人数での確認 一人しか見られない。作業者以外は状況が分からない。 大きなモニターで複数人が同時に確認できる。若手への指導も容易。
現在の立ち位置 特殊な極細径(1mm以下)など、一部の用途に残るのみ。 市場の9割以上。あらゆる工業現場における標準機。

なぜ今は「ビデオスコープ」が主流なのか?(構造とメリット)

かつてのファイバースコープは、「覗き込まないと見えないため、作業者しか状況が分からない」「使っているうちに繊維が折れて視界が悪くなる」という課題がありました。

対して、現在の主流である工業用ビデオスコープは、先端に超小型のイメージセンサー(デジカメと同じ部品)を搭載しています。
これにより、以下の3つの革命的なメリットが生まれました。

  1. 圧倒的な明るさと解像度: 暗い配管内でも、LED照明と高感度センサーで隅々まで検査可能。
  2. チームでの情報共有: 大きなモニターに映し出せるため、若手と熟練者が同時に画面を見て判断できる。
  3. 報告書作成の即時化: 撮影した画像や動画をその場で保存し、PCに取り込んで即レポート化できる。

非破壊検査(NDT)におけるコスト削減効果

工業用内視鏡を導入する最大の目的は、「分解(バラし)」という膨大な時間とコストの削減です。

例えば、自動車エンジンの不調原因を調べる際、エンジンを分解して組み立て直すには数日間の工数が必要です。
しかし、内視鏡があれば、プラグホールからカメラを入れるだけで、わずか数分でシリンダー内部の傷やカーボンの付着を確認できます。

「壊さずに見る(非破壊検査)」ことは、単なる点検作業ではなく、企業の利益を守るための投資と言えるでしょう。

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【保存版】選び方の4大重要ポイント|スペック表のどこを見るべきか?

初心者が一番知りたい「判断基準」
多くの人が「画素数」や「価格」だけで製品を選んでしまいますが、プロは全く異なるポイントを重視しています。
どんなに高画質なカメラでも、対象物の隙間に入らなければ意味がありませんし、ケーブルが柔らかすぎれば目的の場所に到達できません。
失敗しない選定のために必ず確認すべきなのが、「先端径(プローブ外径)」「ケーブルの有効長と硬さ」「先端可動域(アングル)」「焦点深度」の4点です。ここでは、カタログ数値の裏にある「現場での操作性」を左右する基準を詳しく解説します。

先端径(太さ)|対象物の隙間「+1mm」が鉄則

カタログスペックでφ6.0mmと書いてあっても、それはカメラヘッドの最小径です。
実際にはケーブルの被覆や、先端が曲がる関節部分で若干太くなることがあります。
φ6.0mmの穴にφ6.0mmのカメラを入れようとすると、途中のバリ(金属のささくれ)や錆に引っかかって抜けなくなるリスクがあります。

プロは、対象の隙間に対して必ず直径1mm以上の余裕を持ったモデルを選びます。」

ケーブル長とコシの強さ|長すぎるケーブルは操作性を悪化させる

経験上、エンジン回りなら1m~2m、一般的な工場設備なら3m~5mが最も扱いやすいですよ

3mで足りる現場なのに、念のため10mのモデルを買うのは推奨しません。
ケーブルは長ければ長いほど、管内で壁面に触れる面積が増え、摩擦抵抗が大きくなります。

結果として、奥まで押し込めなくなったり、先端のコントロールが効かなくなったりします。
必要な長さに「+1m」程度の余裕を持たせたものが、最も操作性が高い最適解です。

また、横引き配管(水平方向)に入れていく場合は、ケーブル自体の「コシ(硬さ)」がないと、途中でたわんで進まなくなります。

先端可動(アングル)機能|「見る」と「検査する」の決定的な差

先端が動かない『固定式』は、胃カメラのように前しか見えません。
配管の側面にあるクラックや、エンジンのバルブ周りを見ることは不可能です。

手元のジョイスティックで先端を上下左右(または全方向)に曲げられる『先端可動式』なら、見たい方向へカメラを向けられます。

ただ『中を見る』だけでなく、異常箇所を『探し出して検査する』ためには、可動機能は必須です。

ピントが合う範囲の重要性

カメラには必ず『ピントが合う距離の範囲(被写界深度)』があります。
例えば『深度:10mm~60mm』のモデルは、レンズから1cm~6cmの範囲がくっきり見えますが、それより近くても遠くてもボケてしまいます。

狭い配管内で使うのに、遠くしか見えない(深度が深い)モデルを選んでしまうと、目の前の壁面がピンボケして傷が見えません。対象物までの距離に合った深度のモデルを選ぶことが、画素数よりも重要です。

焦点深度とは?

焦点深度とは、カメラのレンズを通して被写体にピントを合わせた際に、ピントが合っているとみなされる手前と奥の範囲のことです。
ピントが合っている点(焦点)の前後には、ある程度の範囲でピントが合っているように見える領域があり、この領域の奥行きを焦点深度と呼びます。
焦点深度は、レンズの絞りや焦点距離によって変化します。

視野角とは?

視野角とは、カメラや望遠鏡などの光学機器を通して見ることができる範囲の角度のことです。
人間の目で見える範囲も視野角と呼びます。視野角が広いほど、一度に広範囲を見ることができます。

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失敗しない「ケーブルタイプ」と「直径」の選定基準マップ

内視鏡選びで最も重要なのは、実は画質よりも「ケーブルの硬さと動き」です。
対象物の形状に合わせて適切なタイプを選ばないと、「重力に負けて垂れ下がる」「曲がり角を通過できない」といった問題が起きます。ここでは代表的な4つのタイプと、挿入口径に対する適切な直径の目安を解説します。

【特徴】 手元のレバーでカメラ先端が上下左右(または全方向)に動く。

【メリット】 複雑な内部で「見たい方向」を自在に見られる。迷ったらこれ。

【最適】 エンジン、精密機器、タンク内部

【特徴】 正面と側面の2箇所にレンズがある。

【メリット】 アダプタ交換なしで、ボタン一つで視点を切り替えられる。

【最適】 側面の腐食を見たい熱交換器、パイプライン

【特徴】 針金のように、曲げた形を維持できる硬いケーブル。

【メリット】 重力に負けず、狙った場所へ「空中で」カメラを固定できる。

【最適】 天井裏、床下、横方向への深いアプローチ

【特徴】 非常に硬いロッド(押し込み棒)タイプ。

【メリット】 10m以上の長距離でも、コシが強いためグイグイ押し込める。

【最適】 排水管、上下水道、長距離ダクト

【早見表】挿入口径別・推奨カメラ直径リスト

挿入穴の直径(目安) 推奨する内視鏡の直径 代表的なJスコープ製品
3.0mm ~ 4.0mm
(ディーゼル噴射口など)
φ2.8mm 以下 X2000 (φ2.8)
ADV (φ1.7/2.2/2.8)
5.0mm ~ 7.0mm
(プラグホール・一般配管)
φ3.9mm ~ φ6.0mm X2000 / JQX / X600
※最も標準的なサイズ
10mm 以上
(建築・インフラ点検)
φ6.0mm 以上 X2000 / JQX / X3000
または管内検査カメラ

【業界・用途別】あなたの現場に最適なモデルは?(自動車・配管・設備保全)

「自動車のエンジン内部を見たい」のと、「工場の排水管の詰まりを確認したい」のでは、選ぶべき内視鏡のスペックは正反対になります。
万能な1台は存在しません。だからこそ、用途(アプリケーション)に合わせた専用のモデル選びが重要です。
ここでは、自動車整備・航空機メンテ・建築検査・プラント配管・空調ダクトなど、具体的な業界・用途ごとに求められる「必須スペック」と「推奨モデル」を紐解きます。
あなたの現場に近い事例から、正解を見つけてください。

【自動車・エンジン整備】耐油性と狭所アプローチが生命線

現場の課題: エンジンオイルや燃料が付着する環境下では、一般的なケーブル素材はすぐに劣化して使えなくなります。
また、プラグホールやインジェクターホールといった極めて狭い入口から、複雑な燃焼室内へアクセスする必要があります。

必須スペック

耐油・耐ガソリン性能: ケーブル被覆が溶けない専用素材であること。

先端外径: 一般的なプラグホールに対応するφ5.5mm以下
(理想はφ4.0mm前後)。

先端可動域: 燃焼室に入った後、180度反転してバルブ周りを確認できること。

プロの推奨モデル: バランスの良い「JQXシリーズ(φ4.0mm)」、または極細部に特化した「ADVシリーズ(φ2.8mm/4.0mm)」が最適解です。

【配管・排水・空調ダクト】距離と「コシの強さ」が勝負

現場の課題: 10mを超える排水管や、天井裏の複雑な空調ダクト。距離が長くなるほどケーブルの摩擦抵抗が増え、押し込めなくなります。
また、水没している環境や、ヘドロで視界が悪いケースも多々あります。

Jスコープ 配管検査カメラ(超長尺ビデオスコープ) HJ-WBG38

必須スペック:

  1. ケーブルのコシ(剛性): 途中でたわまず、グイグイ押し込める硬さがあること(重要)。
  2. 完全防水性能: レンズ部だけでなく、ケーブル全体が水没に対応(IP68相当推奨)。
  3. 広角レンズ&大光量LED: 暗く広い管内を一度に見渡せること。

プロの推奨モデル: 長距離検査には専用の「 配管検査カメラ(超長尺ビデオスコープ) HJ-WBG38」一択です。

複雑な曲がりが多い短距離なら、携帯できる「小型軽量 管内検査カメラQV-PS10 よろずや君」が活躍します。

【プラント・熱交換器・設備保全】微細な「兆候」を見逃さない画質と記録

現場の課題: 熱交換器のチューブ内や巨大なタンク内部では、ごくわずかな腐食、クラック、スケールの付着が重大事故の予兆となります。
「なんとなく見える」では不十分で、確実に記録に残し、報告書として提出する品質が求められます。

必須スペック:

簡単記録・PC連携: 現場でワンタッチ保存し、事務所で即レポート化できる運用性。

高解像度とHDR機能: 金属表面のハレーション(白飛び)を抑え、クラックの陰影を鮮明に映し出せること。

温度対応: 稼働直後で余熱が残る環境に対応できること(温度警告機能など)。

プロの推奨モデル: 業界最高クラスの画質を誇る「X2000シリーズ」が、確実な検査をサポートします。余熱がある環境には温度警告付きの「JQXシリーズ」が安心です。

熱交換器の検査では、数百度の環境に誤って挿入し、カメラを溶かしてしまう事故が後を絶ちません。
温度警告センサー装備で80℃を超えると警告で表示するモデルJQXシリーズを選んでください。

自動車業界に工業用内視鏡

オイル・油でテスト済み
通常、エンジン内部は目視で確認することができず、分解作業に手間と時間がかかります。
小さなスキ間から内部の対象に接近し肉眼で見るのと同様の観察が可能
先端が自由に動く機構で、複雑な構造にスムーズに対応

真空チャンバーとバルブ検査

半導体・航空宇宙・製薬業界などの高精度製造現場に最適な工業用内視鏡
微細な欠陥、FOD、溶接不良を一目で確認。
先端可動式内視鏡で、配管や複雑構造も自在に観察。

油圧ポンプのビデオスコープ検査

損傷の兆候を検査するのに役立つ強力なツールです。使用が簡単で、検査領域の明瞭な画像や動画を提供します。

水道・ガス設備の点検

給排水管の錆、腐食、詰まり等の点検。。

航空機・鉄道・船舶

エンジン内部。
モーター、タービン、ディーゼルエンジン、フレーム、配管の保守点検。

化学プラント

各種配管の工場調査に。
消火系配管や排水系配管の定期検査にでの配管検査や配管診断に

電気・空調設備の保守管理

エンジン、CPUボックス、ドアなどの内部検査。
精密部品、金属加工部品、金型加工品の品質検査。

電力・石油化学プラント

エンジン、CPUボックス、ドアなどの内部検査。
精密部品、金属加工部品、金型加工品の品質検査。

排水管・ガス管・上下水道・電設配管

エンジン、CPUボックス、ドアなどの内部検査。
精密部品、金属加工部品、金型加工品の品質検査。

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画質は「解像度」だけで選ぶな!現場で差が出るモニターと照明性能

スペック表に記載された「200万画素」や「HD画質」という数字だけで判断するのは危険です。
工業用内視鏡の画質は、カメラの解像度だけでなく、「LED照明の光量調節」や「モニターの視認性」、「画像処理エンジン(HDRなど)」の総合力で決まるからです。
特に金属部品の検査では、照明が強すぎて白飛び(ハレーション)を起こすとクラックを見逃してしまいます。
プロが現場で重視する「本当に傷が見える画質」の条件について解説します。

【照明性能】ただ明るいだけではダメ!「調光」が命運を分ける理由

仕様スペック表の「高輝度LED搭載」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。
確かに真っ暗な配管内では明るさが必要ですが、対象物との距離が近すぎると、光が強すぎて画面が真っ白になる「白飛び」が発生します。

プロが重視するのは、単なる最大光量ではなく、状況に合わせて最適な明るさに調整できる「きめ細やかな調光機能」です。

特に、反射しやすい金属面や、水に濡れた表面の検査では、光を少し弱めることで初めて微細なクラックが浮かび上がってきます。

Jスコープ製品は、この実践的な調光性能にこだわって設計されています。

【画像処理】金属の「白飛び(ハレーション)」を防ぐHDR機能とは?

金属部品や濡れた配管内を検査する際、照明の光が強く反射して、見たい箇所が真っ白(または光の輪)になってしまう現象を「ハレーション」と呼びます。これが発生すると、その部分にある傷は一切見えなくなります。

これを防ぐのが、最新のビデオスコープに搭載されている「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」や「画像強調処理」です。

カメラが自動的に明るすぎる部分を抑え、暗すぎる部分を明るく補正することで、肉眼で見ているような自然でクリアな映像を実現します。
安価な製品にはこの処理チップが搭載されていないため、いざ現場で使うと「光が反射して何も見えない」という事態に陥りがちです。

【モニター性能】屋外の太陽光下でも「見える」か?視認性の罠

意外と見落としがちなのが、手元の「液晶モニターの品質」です。 屋内の暗い場所ではきれいに見えても、プラントや建設現場など屋外の直射日光下では、画面が暗くて全く見えなくなる製品が少なくありません。

現場で使えるモニターの条件は、以下の2点です。

  1. 高輝度液晶: 真夏の太陽光の下でも視認できる明るさがあること。
  2. 反射防止(アンチグレア)処理: 自分の顔や空が画面に映り込むのを防ぐ加工。

サトテックのハイエンドモデルでは、屋外使用を前提とした高視認性タッチパネルを採用しており、ストレスのない検査環境を提供します。

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よくある失敗事例とトラブル回避テクニック

「無理やり押し込んだら、カメラヘッドが噛み込んで抜けなくなった」「高温の配管に入れたらレンズが溶けてしまった」。
これらは実際に私たちが相談を受けたトラブルの一部です。
内視鏡は精密機器でありながら過酷な環境で使用されるため、運用方法を誤ると高額な修理費用が発生します。
こうしたリスクを未然に防ぐために、挿入時のコツや、耐熱・耐油性能の正しい理解、そしてインターロック(形状保持)ケーブルの活用メリットなど、長く安全に使い続けるためのプロのテクニックを伝授します。

【事例1】「抜けない!」配管内での噛み込み(スタック)事故

最も多いトラブルが、複雑な配管の奥でカメラヘッドが段差や錆に引っかかり、抜けなくなる**「噛み込み(スタック)」**です。 焦って無理に引っ張ると、ケーブルが断線したり、最悪の場合はカメラヘッドがちぎれて配管内に残留し、設備の操業停止(ラインストップ)という甚大な損害につながります。

<サトテックからのアドバイス>
「少しでも抵抗を感じたら、絶対に無理に押し込まない」のが鉄則です。
また、先端可動式モデルの場合、引き抜く際は必ずアングル(角度)を真っ直ぐに戻してからゆっくりと引いてください。
曲がったまま引くとフックのように引っかかります。

【事例2】「溶けた!」高温環境でのカメラヘッド破損

「稼働停止直後の設備なら大丈夫だろう」という油断が招く事故です。
多くの工業用内視鏡の耐熱温度は60℃~80℃程度です。
これを超える高温の蒸気配管やエンジン内部に挿入すると、カメラレンズの樹脂が溶けたり、内部の電子基板が熱暴走を起こして、一瞬で故障します。

<サトテックからのアドバイス>
挿入前には必ず放射温度計などで対象物の温度を測定してください。
どうしても高温下での検査が必要な場合は、温度警告センサー機能付きのモデル(JQXシリーズなど)や、100℃耐熱の特殊モデル(X3000など)を選定する必要があります。

【回避策】プロが教える「挿入のコツ」と「インターロック」活用法

トラブルを防ぎ、狙った場所を確実に見るためのプロの技術を紹介します。

1. 挿入のコツ:「送り込み」と「回転」 ただ闇雲に押し込むのではなく、ケーブルを指で少しずつ送り込みながら、抵抗を感じたらケーブル全体をゆっくりと回転(ツイスト)させてみてください。先端の向きが変わり、障害物をスルリと回避できることがあります。

2. 「インターロックケーブル」の活用 天井裏や横方向の空間など、重力で先端が垂れ下がってしまう場所には、**「インターロック(形状保持)ケーブル」**が有効です。

事前に曲げた形を維持できるため、狙った角度でアプローチでき、挿入もスムーズになります。サトテックでは、現場に合わせて柔軟な標準ケーブルと、このインターロックケーブルを選択可能です。


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主要シリーズの特徴比較とサトテック(Jスコープ)が選ばれる理由

ここまで解説した選び方の基準を満たす、サトテックの主力ブランド「Jスコープ」シリーズのラインナップを比較します。
圧倒的な高画質を誇る「X2000」、コスパと機能バランスに優れた「JQX」、極細径に対応した「ADV」など、それぞれの強みと適した現場を整理しました。
また、サトテック(Jスコープ)が選ばれる最大の理由は、販売して終わりではない「国内サポート体制」にあります。
購入前のデモ機貸出から、万が一の国内修理対応まで、安心して使い続けていただくための体制についてもご紹介します。

シリーズ名こんな人・現場に最適こんな人・現場に最適具体的な推奨用途・業界の参考
 X2000シリーズ
「とにかく最高画質で、微細な傷を絶対に見逃したくない」
品質管理・研究開発のプロ向け
業界最高クラスの高画質と7インチ大型タッチパネルで、鮮明な検査が可能。●自動車・航空機のエンジン開発
●精密部品のバリ・クラック検査
●報告書の画質重視の現場
 JQXシリーズ

「性能とコストのバランス重視。高温環境でも安心して使いたい」

設備保全・メンテナンス担当向け
温度警告機能を搭載し、カメラ破損リスクを低減。機能・価格・耐久性のバランスが最も良い「失敗しない標準機」。●配管・タンクの定期点検
●稼働直後の機械設備(余熱がある環境)
●一般的な設備メンテナンス全般
 ADVシリーズ

「挿入口が極端に狭い。他のカメラでは太くて入らない」

精密機器・鋳造部品の検査担当向け
直径1.7mm~の極細ラインナップ。
細くても先端が可動するため、複雑な狭所内部を自在に観察できる。
●ディーゼル噴射ノズル内部
●精密鋳造品の内部鋳砂確認
●電子部品・金型の狭所点検
 X600 HDシリーズ
「フルHD画質は欲しいが、現場を動き回るため機動性も大事」

フィールドサービス・出張修理向け
フルHD画質でありながら、X2000より一回りコンパクト(5インチ)。片手で持てる高画質機としての機動力が魅力。●出張メンテナンスサービス
●工場の生産ライン立会い検査
●画質と携帯性を両立させたい現場
 X3000 3D計測シリーズ
「傷の『深さ』や『大きさ』を数値で測定・証明したい」

品質保証(QA)・原因解析担当向け
3D計測機能と2眼レンズ(直視/側視)を搭載。映像を見るだけでなく、欠陥の寸法を計測できる解析モデル。●航空宇宙部品のメンテナンス
●クレーム発生時の原因究明(解析)
●重要保安部品の合否判定
 GLS/GLXシリーズ
「複雑に曲がりくねった経路を通したい」「形状を固定したい」

プラント・特殊機械の検査担当向け
インターロック(形状保持)やフレキシブルケーブルを採用。
先端可動式では届かない奥まった場所へ、形状を変えてアプローチ可能。
●複雑な形状の鋳造パイプ
●自動車の入り組んだ配管経路
●特定の形に曲げて挿入したい箇所
 管内検査カメラ
Jスコープ 配管検査カメラ(超長尺ビデオスコープ) HJ-WBG38
「10m以上の長い排水管やダクトの奥を検査したい」

ビル管理・水道業者・清掃業者向け
長尺(最大60m)かつコシのあるケーブル。押し込むだけで奥まで進み、太い配管内でも明るく照らせる大光量LEDを搭載。●上下水道・排水管の詰まり調査
●空調ダクト・給排気管の点検
●ビル・マンションのインフラ調査
 高所点検カメラ
「足場を組まずに、天井裏や橋梁の裏側を見たい」

建築診断士・インフラ点検業者向け
最長数メートルの伸縮ポールにカメラを搭載。脚立や足場なしで、地上から安全・スピーディに高所を確認可能。●橋梁・トンネルの打音検査補助
●住宅の屋根裏・雨漏り調査
●体育館・倉庫の天井設備点検
 IPLEXビデオスコープ
(オリンパスOlympus)

「過酷な現場で使うため、防塵防水・耐衝撃の信頼性が絶対条件」

重工業・インフラ・官公庁向け
オリンパス(Evident)製ならではの圧倒的な堅牢性と信頼性。
独自の画像処理技術で、悪条件下でもクリアな視界を確保。
●風力発電ブレード・ギアボックス
●防衛・航空・ガスタービン
●雨天や粉塵の舞う過酷な屋外現場
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工業用内視鏡のタイプと直径で選択

まず、観察対象や操作性に応じて4タイプからお選びください。
  先端可動式内視鏡タイプ  先端可動式+直視/側視の2カメラ搭載タイプ
 フレキシブル,インターロックタイプ  管内検査タイプ
それぞれのタイプ内で、対応直径の範囲(mm)と代表シリーズを比較できます。
直径が小さいほど狭所対応力が高く、大きいほど明るく高解像度な映像が得られます。

先端可動式内視鏡タイプ(標準モデル)

先端可動式でありながら直視/側視の2カメラ搭載で一度の挿入でほぼ全周を確認でき、効率的な検査が可能です。
リアルタイムで視点を切り替えが可能です。側視ミラーアダプターは不要です。ミラーの落下の心配なし。

直径範囲主なシリーズ/ケーブル長さ特長推奨用途
6.0mm X2000シリーズ
 (2m/3m/5m/7m)
 JQXシリーズ
 (1.5m/ 3.0m/5.0m)
 ADVシリーズ
 (1m/2m/3m/5m/8m/10m/12m)
 X3000 3D計測機能付
 (3m)
 QVシリーズ
 (1m/3m)
 IPLEX
 (2m/3.5m/7.5m/10m)
解像度と操作性を両立した標準タイプ
6mm径は光量・耐久性・視野角の点でバランスが良く、最も多くの現場で採用
プラント設備、熱交換器、設備保全、機械内部の定期点検、研究用途など、幅広いシーンに対応
1.7/2.2/2.8/4.0mm ADVシリーズ
ADV-1.7mmx1m
  ADV-2.5mmx1m
  ADV-2.8mmx1m/2m
  ADV-4.0mmx1m/2m

 X2000-2.8mm
(X2000-2.8mmx1.5m)
極細・高輝度LED・ナイトビジョン精密機器、医療機器の狭所点検
3.9/4.5mm X2000-3.9mm
(1.5m/ 3.0m)
 QV-4.5mm *2方向
(1.5m/ 3.0m)
湾曲角度180°で死角ゼロ!
真後ろまでも確実に観察!
機械設備、保全点検
4.0mm-UV ADVシリーズUVライト機能
(1m/2m/3m)
紫外線検査 ブラックライト
表面探傷スコープ
ブラックライトによる紫外線蛍光反応で非破壊検査が可能。

【業界初】先端可動式+直視/側視の2カメラ搭載タイプ

先端可動式でありながら直視/側視の2カメラ搭載で一度の挿入でほぼ全周を確認でき、効率的な検査が可能です。
リアルタイムで視点を切り替えが可能です。側視ミラーアダプターは不要です。ミラーの落下の心配なし。

直径範囲主なシリーズ特長推奨用途
6.0mmデュアルカメラ付 X2000シリーズデュアル
(2m/3m/5m/7m/10m)
 ADVシリーズデュアル
(1m/2m/3m/5m/8m/10m)
 X3000 3D計測機能付
(3m)
光量・耐久性・視野角の点でバランスが良く、リアルタイムで視点を切り替えが可能

X3000は100℃耐熱ケーブル
プラント設備、熱交換器、設備保全、機械内部
最も多くの現場で採用
3.9mmデュアルカメラ付 X2000シリーズデュアル
(1.5m/ 3.0m)
リアルタイムで視点を切り替えが可能部品の接合面や腐食確認
*φ4.9mmデュアルカメラ付 X600HDデュアル
(*インターロック1.0m/ 3.0m)
インターロックタイプ
*先端可動ではない
リアルタイムで視点を切り替えが可能

フレキシブル/インターロックタイプ

先端可動式でありながら直視/側視の2カメラ搭載で一度の挿入でほぼ全周を確認でき、効率的な検査が可能です。
リアルタイムで視点を切り替えが可能です。側視ミラーアダプターは不要です。ミラーの落下の心配なし。

ケーブル形状を自在に保持できる特殊タイプ。長尺配管・ダクトなど、距離と角度の制約がある現場に最適。

直径範囲主なシリーズ特長推奨用途
1.2/2.0/3.0/3.7mm GLX/GLSシリーズ
GLX-1.2mmx1m
 GLX-2.0mmx1m/3m
 GLX-3.0mmx1m/3m
 GLS-3.7mmx1m/3m/5m
フレキシブル狭所への挿入が容易
細管や複雑な構造物の内部観察に最適
4.5mm GLS -4.5mm
(1m/3m)
 GL-4.5mm
(1m/3m)
インターロック複雑な構造物の内部観察に最適
5.5mm QV-5.5mm
(2m/5m)
フレキシブル
ナイトビジョン
複雑な構造物の内部観察に最適

管内検査タイプ(長尺ケーブル・配管専用モデル)

Jスコープ 配管検査カメラ(超長尺ビデオスコープ) HJ-WBG38

配管・ダクト・上下水道など、長距離・広口径の内部を点検するために特化したタイプです。
硬質インターロックケーブルを採用し、10m〜60mの長距離でも押し込みやすく、方向保持が安定。
加えて、大口径の配管内部を広範囲に映し出すための高輝度LED・大型モニター・録画機能を備えています。
建築設備、排水管、工場の配管トラブル調査に最適なモデルです。

長さ/直径主なシリーズ対応けい管特長
30m/28mmQV-PRM283A40A~100A配管を切らずに錆や損傷等不具合箇所を特定
30m/7mmHJ-WB710A~40Aたった7mmの先端
長尺60m/38mmHJ-WBG3830A~150A自動水平機能
メーターカウンター搭載!
10m/28mmQV-PS1040A~100Aショルダーストラップ付きケース
大口径30m/28mmQV-PRM283P150A~300A高さ可変のパイプワゴンで安定走行
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  機種選定の質問と回答(Q&A)(参考例)

工業用内視鏡の直径は細いほど良い?

通過性は上がりますが、明るさや耐久のバランスが重要。必要最小径+照明・屈曲性能で選びます。

工業用内視鏡での検査に3D計測はいつ必要??

摩耗・欠損の寸法根拠が要る案件(報告書や見積根拠)で有効。

高温配管は?

温度警告や耐熱プローブのシリーズを推奨。(JQXシリーズ先端可動式内視鏡)
使用温度範囲を必ず確認。

先端可動式でありながら直視/側視の2カメラ付の導入メリットは?

側視アダプターが不要です。したがって、側視アダプターが落下する危険もありません。
画像は、ミラー画像になりません。

相談やデモは可能ですか??

はい。技術営業が用途に応じて提案します。

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この記事を監修した技術チーム

株式会社佐藤商事(Jスコープ)技術営業チームが監修しました。
当社は、工業用内視鏡、先端可動式工業用内視鏡・ビデオスコープを20年以上取り扱い、年間約1万件の導入支援を行っています。

工業用内視鏡専任エンジニア 歴15年以上

技術問い合わせ対応(日本国内)
現場デモ・導入サポート可能
ケーブルの長さや用途などに関してもお問合せ下さい

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弊社の強味!工業用内視鏡の導入の際は、用途・検査項目・予算を整理のうえ、ご相談ください。

株式会社佐藤商事は、20年以上にわたり工業用内視鏡・先端可動式内視鏡・ビデオスコープ・管内検査カメラなど幅広い光学機器を販売してきました。
豊富な経験に裏打ちされたノウハウで、産業界の現場ニーズに即した最適な提案を行っています。

用途に合う工業用内視鏡が決まらない方へ
技術担当が最適な機種をご案内します。    お問い合わせ

専門性の高い商品ラインナップ

国内外の最新測定器を厳選して取り扱っております。
自社ブランド「サトテック」「Jスコープ」「Jセンサ®」など、オリジナル製品の開発・販売をしています。
高精度モデルから低価格機まで、幅広い価格帯と用途に対応
これにより、お客様の「ちょうど良い1台」を見つけることができます。

マーケットのニーズに合わせた製品開発・販売

海外製測定器については、日本語マニュアルの制作や国内仕様への最適化を行い、安心してご使用いただける体制を整えています。

安心のサポート体制

専門スタッフによる導入前のご相談・製品選定サポート。
導入後も安心のアフターサービス・定期校正に対応しています。
修理・メンテナンスの窓口を一本化し、迅速で丁寧な対応
現場で困ったときに頼れるパートナーであることを大切にしています。

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